こんにちは、まるぞーです。
ゴールデンウイーク真っただ中ですが、テレビを見ていたら、自粛が我慢できなくなり、河原でバーベキューをしている若者の姿が放映されていました。
インタビューされると、「だって家にいても退屈だし、つまんないでしょう」
別の男性は、「一応外だし、人との距離は取ってるから」などと平然と言っていましたが、映像を見ると、距離は全くなく、まさに密接、密集。３蜜でないのは、密封だけです。
マスクもつけないで会話している人も何人かいました。
おまけにこのグループとは別の人だと思われますが、河原にはバーベキューで出たごみが、持ち帰られずにそのまま放置されていました。
やっぱりこれが人間なんですね。
いくら政府が自粛しろといっても、罰則もない、ただのお願いでは、言うことを聞かない人が一定数いるばかりか、初めは自粛していた人も、やはり１か月が限界で、もう我慢が効かなくなってきたようです。
テレビでは他にも観光地の駐車場に、封鎖を破って車がいっぱい止まっているところなど、ゴールデンウイーク後半になり、人々が自粛要請に従わなくなってきた様子を伝えていました。
これでは１か月緊急事態宣言を延長しても、あまり効果は期待できないのではないかと私は思います。
むしろまじめにそれに従う正直者が馬鹿を見て、飲食店をはじめ、営業を休止している自営業者や、非正規雇用の社会的弱者が、ますます不利益を被り、昨日書いたように、自殺者がどんどん増えていくのではないかと心配です。
人の心が蝕まれ、ますます人が信用できなくなり、殺伐としてくるのではないでしょうか。
実際、犯罪も増えています。
そして肝心の感染者数が抑えられずに、さらに感染が拡大してしまったら、すべての努力が無駄になり、むなしさと絶望感しか残りません。
私もすでにそうですが、みんなもうどうにでもなれと、投げやりになってしまうのではないでしょうか。
そうなれば、日本も終わりです。ニューヨークと同じような地獄絵図となってしまいます。
どうしたらいいのでしょうかねえ。
これもまた繰り返しになりますが、ほんとに私が総理大臣でなくて良かったですよ。
「皆さん私の言うことを聞いてください。責任はすべて私が取ります。」な～んて、とてもじゃないけど言えません。
知事でもなく政治家でもなくて、ほんとによかったです。
私にはそんな責任ある仕事は勤まりません。
私は人の言いなりになるのは得意ですが、人に指示したり、人を動かすことは大の苦手です。ですから前職も勤まらず、病気になってしまったのです。
私にできるのはせいぜい今の仕事くらいです。それさえまだ１日やっただけですから、この先勤まるかどうかわかりません。
とにかくこういった非常事態になると、人間の本性が露わになりますね。
いろんな人がいて、考え方や理解の仕方も、人それぞれ違うということです。
自粛要請に従う人もいれば、従わない人もいる。私のように感染を極度に怖がって過敏になる人もいれば、マスクもせず平気で、全然気にしていない人もいる。
パチンコ店にいまだに行列を作っている人たちだって、考え方はみな同じではありません。
自分は悪いことをしているんだと分かってやっている人もいれば、自分のしていることは何も悪くないと本気で思っている人もいます。
コロナウイルスの危険性についても、正しく理解している人もいれば、炭酸水を飲めば感染しないだとか、ネットに流れる馬鹿げたデマを本気で信じてしまう人もいて、理解度も人それぞれです。
でも人間って、そもそもそういうものじゃないんでしょうか。
むしろみんなが一つになって、同じ価値観を共有していると考えるほうが、幻想なのかもしれません。
去年のラグビーワールドカップで熱狂した日々が、まだついこの間の事なのに、今思うと、世の中のあまりの変わりように愕然とします。
今は昨年の流行語大賞を取った「ワンチーム」という言葉が、とてもむなしく聞こえます。
１年でこうも世の中が激変するものでしょうか。
ほんとは、今こそ日本国民がワンチームにならなければいけない時なのに、どうやら無理なようですね。
コロナも最初のころは、いろんな人が「今こそワンチームになろう」と言っていましたが、最近聞かなくなりました。
やっぱり無理だとみんな気づき始めたのでしょうか。
さて私の方は、実家に戻り、昨日はよく眠れました。
おかげで疲れも取れ、どうやら健康を取り戻せそうな気がしています。
あとは本当に、コロナだけがストレスです。
ですから昨日も、新たな感染者数を気にして見ていたのですが、幸い愛知県は１名でした。
その前も２名だったり、０の日もあったりと、だいぶ落ち着いてきました。ちょっとだけほっとしています。
全国で見ても、だいぶ感染者数は減少傾向にあるようですが、相変わらず東京だけは深刻です。
昨日も９１名と、自粛の効果が全然出ていません。この先本当に心配です。東京の次に心配なのは、北海道、続いて大阪でしょうか。
とにかく今日安倍さんが会見をして、５月末までの１か月の緊急事態宣言の延長を発表するそうですが、人々の自粛疲れと、緊張感がもう続かないことを考えると、なんとも不安になってきます。
一体この先日本はどうなってしまうのでしょうか。
私にはどうすることもできません。
唯一出来ることは、やはり家にいることで、自分が感染しないことでしょうか。
今だって十分気をつけていますよ。
それとも仕事もやめて、通院もやめるべきなのでしょうか。さすがにそこまでしろとは、とりあえず日本ではだれも言っていませんね。
国によっては、例えばブラジルの大統領などは、「コロナなんて風邪のようなもんだ。経済活動の方が大切だ。」と言って、一切の自粛や外出制限はなし。
そうかと思えば、フィリピンの大統領は、「外出している人が警官に逆らったら、銃殺してもよい。」と言い、実際に銃で撃たれて死亡した若者がいます。
ドイツのメルケル首相の国民への呼びかけや、国が取っている対策は、非常に高く評価され、世界から称賛されていますが、ほんとに個人も人それぞれなら、国もまたそれぞれです。
国同士でもやはりワンチームは無理なようです。
アメリカと中国の対立のように、やはり人間というものは、個人でも集団でも、国単位でも、価値観の違いから争わずにはいられない生き物のようです。
またしてもネガティブで、なんだか哲学的になってきてしまいましたので、今日はこれで終わりにします。
それではまた。
