こんにちは、まるぞーです。
TBSのテレビドラマ「半沢直樹」が話題になっています。
一昨日の日曜日に第3話が放送されて、私も1話から毎週見ています。
今回は前作の続編で、私は前作は見ていませんが、大ヒットしたそうで、視聴率も恐ろしく高く、社会現象を巻き起こしたともいわれているドラマです。
あまりに人気のドラマなので、面白いのだろうかと興味をもって、今回1話から録画もしています。
最初に第1話を見たときは、せりふに抑揚がありすぎて、小声で早口でしゃべっているセリフがよく聞き取れず、内容がちっとも入ってきませんでした。
経済やビジネスの話なので、用語が難しく、なおさら内容を理解するのに苦しみました。
こういったタイプのドラマはあまり得意ではなく、例えば「白い巨塔」なども見ていませんし、2013年版の「半沢直樹」も見ていないように、以前の私なら無視していたドラマです。
今回も最初は非常にとっつきにくく、あまり面白いとも思いませんでしたが、頑張って録画で見直し、2回ずつ見たら、ようやく内容がつかめるようになってきました。
セリフは相変わらず聞き取りにくく、聞き取れないところもありますが、注意深く2回見て、ようやく理解できています。
第3話まで来て、ようやく面白さがわかってきたというか、なかなか面白いなと思うようになりました。
内容がどうのこうのというよりも、登場人物のキャラが立っていて、そのセリフの言い回しや、顔の表情などが面白く、どうも人気の秘密はそこではないかとも思いました。
人気ドラマだからかもしれませんが、放送終了後すぐに、登場人物のドラマ内でのセリフの言い回しの物まねネタをインスタグラムに投稿する芸人さんもいて、それもまた話題になっているようです。
テレビの報道番組内でも紹介されていたりして、その反響はすごいなと思いました。
しかしそれだけでこれだけの人気が出るわけはありません。やはりドラマの内容に共感する視聴者が多いのでしょう。
正直私はそこまでいいとは思わず、何故ここまで視聴率が高いのか、ちょっと理解しがたいです。
ただ想像すると、おそらくビジネスにおいて多くの会社員やサラリーマンが、このドラマに出てくるような仕事上の人間関係に巻き込まれていて、それを現実にはありえない形で、正義の半沢が悪を叩き潰すいう勧善懲悪のストーリーが、胸をスカッとさせてくれるのでしょう。
確かに上司にたてついたり、組織を相手に戦って打ち負かすなんてことは、現実にはまず出来ませんから、ドラマを見て胸がすっとして、飯が旨くなるのでしょう。
私も仕事の悩みは尽きませんでしたが、このドラマのようないわゆるホワイトカラーの大企業ではなく、そんな出世競争や組織の圧力、不正といったようなことはありませんでした。
もっとお気楽な仕事でした。人間関係のストレスはもっと個人的なちっぽけなことでした。
こういった出世競争や、人を蹴落としたり、裏工作の儲け話など、銀行、証券会社といったような世界は、私には全く無縁のところです。
もしこういったことに多くのサラリーマンが共感するとしたら、サラリーマンとはなんと過酷な仕事なのだろうと思います。
もちろんこれはドラマでありフィクションですが、似たようなことは実際の銀行や証券会社でもあるのだとネットニュースにありました。
私だったらこんな仕事とても無理です。
パワハラに嫌がらせ、不正に(言葉や態度の)暴力、まるでやくざのようです。
こんな戦争みたいな職場や仕事、どう考えたって私に務まるはずがありません。
それから若くて優秀な社員もいて、仕事の質量ともに非常に高難度で、ITスキルもすごいし、きっとこういう人たちって高い給料もらってるんだろうなとは思いますが、やはりエリートにしかなれない職業なんだろうと思います。
私も仕事を辞めて投資を始めてから、いっそ趣味の投資を仕事にできたらいいのになあなどという甘い夢を見て、全く経験もない証券会社に、入れるわけもないのに、再就職できないかなあなどと、とんだ無知でお気楽な妄想もしたことがあります。
このドラマを見たら、もう全く私などお呼びでないことがわかりました。
やっぱり世の中のサラリーマンって大変なんだなあと改めて思いました。
私にはたとえ人生をやり直せたとしても、こんな仕事は無理です。
逆に務まらずに辞めてしまった仕事ですが、私の前職はずいぶんお気楽で恵まれた仕事だったのだと思いました。
それすら務まらなかった私ですから、もう私にできる仕事なんて、この世にはないと言っても過言ではありません。
やはり私は社会不適合者、仕事ができない人間なんだと、自分を正しく理解しなければいけません。
もう1度人生をやり直したいとも思いません。やはり人生はつらく厳しいものです。
幸い私は50過ぎまで働くことができ、こうして小金をためてセミリタイアできたのですから、とても恵まれていたと思わなければいけません。
今までの私の幸運に感謝して、これからものんびりとセミリタイア生活を楽しみたいと思います。
もう過酷な仕事は嫌ですし、無理です。
「半沢直樹」を見て、これが私の現実でなくてよかったと、胸をなでおろす私でした。
それではまた。