こんにちは、まるぞーです。
先日の資産公開で私は、「ただし実はちょっと思うところありまして、投資において、やや大きな変更をしようとたくらんでいます。」と書きました。
今日はそのことについて書きたいと思います。
大きな変更とは何かというと、ずばりアセットアロケーションの変更です。
インデックス投資をはじめて3年以上たち、この場に及んでアセットアロケーションの変更とは、投資に地に足がついていないというか、迷いが生じている証拠で、あまり良いこととは思えません。
でも変えたいとなったら、変えてしまわない限り、いつまでも心にしこりが残ると言いますか、どうにも落ち着かないので、ここは思い立ったら吉日、早速新たなアセットアロケーションに変更をし始めました。
一度に全部資産を動かすのではなく、少しずつ時間をかけて割合を変更していくつもりです。
では具体的にアセットアロケーションをどう変更するかというと、今までの、日本株:先進国株:新興国株:8資産バランス=3:5:1:1を、2:6:1:1に変更します。
つまり日本株の割合を少なくして、その分先進国株の割合を増やすというものです。
なぜこのような変更をするかというと、今こそ日本株も上がっていますが、それでも先進国株に比べてトータルリターンは見劣りし、3年以上投資してきた感覚からして、この先も先進国株の方がよいパフォーマンスが期待できると思ったからです。
日経平均は現在28000円台に乗せ、バブル崩壊以降の最高値ですが、この先もこの株高が続くのかどうかちょっと疑わしいと思えます。
ずっと低迷してきた日本株なだけに、やはり人口減などから、今後の経済成長はアメリカに比べてあまり大きく望めないのではないかと思えます。
もしかしたら今の株価が天井で、あるいは仮に日経平均が3万円にタッチすることがあったとしても、その後暴落するのではないかとの心配も出てきました。
それに比べると、先進国株はここ数十年の長期にわたって安定的に上昇していますし、なんなら先進国株1本に投資した方が、よほど良いリターンが得られるのではないかとも思ってしまいます。
ただしそこはやはり分散が必要ですから、日本株と新興国株にも投資しますが、やはり日本株30%はどうしても割合が多すぎるような気がして、今回の決断となりました。
もともと私のアセットアロケーションは、山崎元さんの持論を基にしていますので、日本株:先進国株=4:6が基本です。
私は今でも他のどの専門家よりも山崎さんを信頼している山崎チルドレンですが、それでもやはり日本株の割合を40%も持つというのは、どうしても不安というか半信半疑になってしまいます。
今までは山崎さんを信じて、それでも先進国株の割合をやや多くして、日本株:先進国株=3:5というアセットアロケーションにしていましたが、今回あることをきっかけにして、また現在、日本株のリターンがいいので、今のうちに日本株を売って、先進国株の割合を増やしておくのも手だと思い立ちました。
では今回きっかけとなったあることですが、それはインデックス投資の出口戦略である、4%ルールについて調べたことです。
4%ルールについての説明は今回は割愛させてもらいますが、いずれ記事にしたいと思います。
とにかく簡単に言うと、資産を切り崩していくとき、毎年資産額の4%ずつ解約していけば、資産は無くならないというものです。
私もいよいよ仕事を完全にやめて、完全リタイアになろうと決意しました。
そうなると今後は収入が一切なくなるので、資産を切り崩して生活していくこととなります。
そこで4%ルールについて調べてみたのですが、年間生活費の25倍の資産をインデックス投資で運用し、毎年4%ずつ売却していくと、その金額で生活ができ、資産はおそらく減らないというもので、私の場合年間生活費を200万円とすると、5000万円あれば、資産は永遠になくならないというものです。
ただし私の資産は4000万円ですから、5000万円には到底足りません。
ところがここでは将来の収入を全く想定していないので、私の場合、(おそらく)65歳から、年間120万円ほどの年金がもらえます。
それを加味すると、65歳以降は年間あと80万円あればよいので、55歳の現在から65歳まで、あと10年間、合計で1000万円の生活費を工面できれば、その後は年間生活費を80万円で計算できます。
私の今の資産4000万円から1000万円を引くと、3000万円が65歳時点で残ります。
3000万円すべて投資するとしたら、その4%の120万円ずつ取り崩していけるわけで、十分にやっていけます。
ただし65歳時点で全財産を投資につぎ込むというのはちょっと無謀だと考えて、2000万円だけ投資するとしても、4%は80万円ですから、ちょうど足りることになります。
ただし一つ忘れていけないのは、利益確定時に徴収される税金です。
それを考えると足りない計算になりますが、実際は今の生活でも年間200万円は使っていませんので、老後のつつましやかな生活を考えると、おそらくは足りるだろうと思います。
ただしギリギリなので、全然余裕があるということではありません。
ですから今の仕事でも、辛いのはやまやまですが、なかなか辞めるという決心がつかずにいます。
今度辞めたらもう2度と働く気はありませんので、そう思うと今のうちに少しでも多く稼いでおきたいという気持ちもあります。
そうすれば老後のお金の心配がどんどんなくなって、気持ち的に楽になります。
さて4%ルールとは大体そんな感じのものですが、では4%ルールの基本となる投資対象は何かというと、株式と債券を50%ずつとなっていますが、ここで言う株式とはアメリカ株の事で、実際にはS&P500のインデックスのことで、債券とは米国債の事なのです。
つまり私が日本株への投資が不安になり、先進国株にシフトしようと思い立ったきっかけはここにあります。
4%ルールの前提は、アメリカの株と債券に投資して、株式の期待リターン7%、債券の期待リターン4%、あわせて5.5%のリターンを前提としているからです。
これがもし日本株に投資して年率平均5%のリターンが得られなかったら、そもそも4%ルールは成り立ちません。
ですから私は少しでも年率5%のリターンに近づけるべく、先進国株式の割合を多くすることに決めました。
先進国株式のリターンは、長期の実績で、確実に5.5%は超えていますから、もちろん将来のことはわかりませんが、高い確率で実現可能ではないかと思います。
債券はやはり山崎元さんの言うように、この先高いリターンは望めそうにないので、投資はしません。
そんな訳で、私の新しいアセットアロケーションは、
となります。
投資はあくまで自己責任です。この変更が成功しようと失敗しようと、自分で決めたことなので、誰のせいにすることもできません。
これから年を取ると、ますます頭がボケて、判断力が鈍ってきます。
そう考えると自分の判断も大きなリスクですが、早く投資方法を確立させて、老後はできるだけ自分の判断で投資方法の変更はしないようにしたいです。
とにかく今回の変更で、アセットアロケーションの変更は最後にするつもりです。
後は投資を粛々と続けて、今回の変更が吉と出るか凶と出るか、結果を見守りたいと思います。
読者の皆さんも投資は自己責任ですよ。もし私の真似をして失敗しても、私は一切の責任を負いかねますのでご承知願います。
それではまた。