こんにちは、まるぞーです。
先日ネットで購入したCDが2枚とも届きました。
早速聴いてみたので、感想を書いておきます。
まずは、モーツアルトの「フルートとハープのための協奏曲」ですが、1996年の録音とあるように、期待通りの高音質デジタル録音でした。
曲自体はもう知っているとても好きな曲ですが、オーケストラの分離がよく、明るくきれいな音質で、バイオリンがのびやかに響きます。
とても気持ちがよく聴くことができました。
ただフルートの音が、もしかしたら私がもともとフルートが好きではないのかもしれませんが、いまいちよい音とは思わず、表題の曲はよかったのですが、後の2つのフルート協奏曲は今一つ楽しめませんでした。
でもほしかったCDでしたし、何よりも音質が満足でしたので買って正解でした。
実際これより良い音質のオーケストラ再生は、私が時々試聴会で聴く、高級システムのネットワークオーディオで経験済みですが、そのレベルに達することは不可能です。
それはもうあきらめるしかありません。
私はデジタルが嫌いで(CDもデジタル録音には違いありませんが)、ネットワークオーディオにはどうしても抵抗があります。
それに持っているCDを全部パソコンでリッピングするなんて、そんな面倒なこととてもする気になれませんし、第一、店頭で鳴っているような超高級ネットワークオーディオプレーヤーを購入するには、それこそウン十万円から下手をしたらウン百万円のお金がかかります。
とてもそんなお金を投じる余裕はありませんからね。
所詮音質の違いなんて、聞き比べてわかる程度のものです。
ある程度の音質なら十分音楽は楽しめるはずです。
続いて、寺下真理子さんのCDです。
寺下真理子さんの「ロマンス」は、この曲も含み、予想通りの良いCDでした。
曲目は、他の演奏家のCDにもよく入っているおなじみのものが多く、前半部分は非常に良かったです。
ただし、後半のイタリア組曲はちょっとという感じでしたが、全体としては十分満足の1枚です。
寺下さんのバイオリンを聴くのは初めてでしたが、特に音色が特徴的ということもなく、演奏がどうとかは私にはよくわかりませんし、CDなので当然上手に演奏しています。
ただ同じ曲で、吉田恭子さんの演奏と聞き比べてみると、やはり吉田さんの音色は独特で、ぞくっとするものがあり、バイオリニストとしては、私は吉田恭子さんに軍配です。
録音自体はとても良いと思います。
自宅のシステムと実家のシステムで聞き比べてみましたが、自宅のシステム(B&Wのスピーカー)の方が良かったです。
実家のシステム(JBL S2600スピーカー)の方がピアノの音はいいし、ジャズなどを聞くと、ベースの音はブンブンと鳴りが良いのですが、バイオリンの音は自宅のノーチラス802の方が圧倒的にきれいな音でした。
それぞれに音の違いはあるものの、音質のレベル的には同等かなと思っていましたが、総価格で言えば差は歴然、やはり自宅の高級システムの方が総合力では上だと確認しました。
とにかく2枚とも買って正解のCDでした。
しばらくはこの2枚を聴きながら、ネットライフを楽しみます。
それではまた。