50代、完全リタイアで投資生活

50代無職、独身男のリタイア生活。 資産4000万円で投資はインデックス運用です。旧ブログはこちらです。リンクから飛べます。https://maruzokun.hatenablog.com/

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私の投資はリスクの取りすぎかもしれません

こんにちは、まるぞーです。

 

最近よくYouTubeで、リベラルアーツ大学、両学長の動画を見ます。

 

別に両学長の動画が特に好きという訳ではないのですが、なんとなく暇を持て余して何か面白い動画はないかと探していると、お勧め動画にやたらと両学長の動画が出てくるので、つい気になるタイトルのものをポチっとしてしまいます。

 

インデックス投資」や「セミリタイア」、「FIRE」などで検索すると、他にもいろいろな投資関連の動画が出てくるので、いろいろ見ましたが、人が出てきてずっとこちらに向かってしゃべるだけの動画はちょっと苦手です。

 

一方両学長の動画は、内容的には「もうわかってるよ」、「またか~」とか「まどろっこしいなあ」などと思いながらも、全部文字が出てきて、さらにそれを読んでくれるので大変分かりやすく、これでかなり勉強させてもらいました。

 

そんな中で、昨日たまたま見た動画が、50代の投資をどうすべきかというテーマのものでしたが、これを見て私はちょっと焦ってしまいました。

 

要は株式オンリーのインデックス投資は、若くてまだ時間のある人にとっては最適解だが、50を過ぎて、資産の取り崩し時期が近付いている人、つまり投資の目的が老後資金を賄うための人は、債券または現金比率を増やすべきだという話でした。

 

ご存じのように私はやや日本株多めの世界株に投資していますが、株式比率はほぼ100%で、債券には一切投資していません。

 

私はこの方法でよいとずっと信じて疑いませんでしたが、確かに両学長が言うように、取り崩しの時期が来た時に、たまたま暴落に見舞われた場合、現金の保有額が少なく、株に全力で投資していたら、目も当てられないことになります。

 

要はなくても生活に困らない余裕資金なら、100%株に投資しても全く問題ないのですが、生活のため取り崩しをしないといけないお金だと、取り崩すタイミングで株価が暴落していたら、安い値段で利益確定しなければならず、今までの利益がパーになってしまいます。下手をしたら損失を出してしまう可能性もあります。

 

それは危険なことです。

 

そう思って私のポートフォリオを改めて見直してみると、現在の私の資産は、総資産が4000万円。そのうち1000万円が現金で、後の3000万円をリスク資産、つまり株式に投資しています。

 

もし私が今でもサラリーマンで、毎月給与収入があるなら、この配分でも問題はないでしょう。

 

あるいはブログなどの不労所得があるとか、とにかく資産を取り崩さなくても毎月の生活費を工面できるのならいいですが、実際のところ私にはほとんど収入はありません。

 

だとすると、仮に今暴落に見舞われた場合、リスク資産を取り崩さないで、現金のみで生活するとすると、5年で底をつきます。

 

10年後には年金がもらえますからなんとかやっていけそうにも思いますが、5年後から10年後までは、仮に5年後に株価が元の水準に戻っていなかったとしても、解約をはじめないといけません。

 

もちろん、株が暴落していたとしても、追加投資する資金などありません。

 

あのリーマンショックでさえ5年で株価は元の水準を回復しましたから、5年見ておけば、おそらくはどんな暴落にも対処できそうな気もしますが、せっかく株価が暴落して、バーゲン価格で買える水準になったのですから、そこでただ指をくわえて見ているのではなく、出来たら安値で仕込みたいところです。

 

そうなると追加用の資金を用意しておかなければなりませんが、仮に1日1万円ずつ買い増しするとして、1年で240万円、1000万円の追加資金があったとしても4年ちょっとです。

 

そう考えると、1000万円の追加資金と、1000万円の生活費、あわせて2000万円現金で持っていると5年間は余裕ですが、これだとリスク資産、つまり投資に回す額が2000万円になってしまい、機会の損失になります。

 

これはちょっともったいない気がします。(でも本当は資産の50%を株式で運用ぐらいがちょうどいいのかもしれません。山崎元さんならそう答えます。)

 

両学長も別の動画で言っているように、人間は、資産がだんだん増えていくと安心していられますが、いくら大金持ちでも、だんだん資産が減っていくというのは耐えがたいものだそうで、私もこの意見には全く同感です。

 

私の過去記事でもシュミレーションしたように、全財産4000万円を死ぬまでに使い切るつもりなら、投資など一切しなくても、今の私の生活水準、年間生活費200万円で、90歳まで生きられる計算です。

 

55歳で完全リタイアするにはいくら必要か - 50代セミリタイアで投資生活2

 

でもこれではだんだんお金が減り続けるので、やはり気持ち的には嫌です。

 

理想を言えばやはりFIRE、つまり利回りだけで生活費が賄え、資産は永遠に減らない仕組みです。

 

それには年間生活費の25年分、つまり私の場合で言うと、5000万円を投資しなければならず、これはちょっと無理です。

 

でもすこしでもFIREに近づけたいとの思いから、だんだん投資総額が膨らみ、3000万円超を投資してしまいました。

 

3000万円なら年間4%の切り崩しで120万円ですが、2000万円なら80万円です。(金融所得税は考慮していません)

 

さすがにちょっと80万円では少なすぎて、これではどうしてもだんだん資産額が減っていくことになります。

 

悩ましいところですが、とりあえずは今の3000万円投資を維持して、ただし株価が下落してももうこれ以上は追加投資はしないでおこうと思います。

 

それでしばらく様子を見ます。

 

株価がさらに上昇すれば、年間4%ずつ解約していきますが、もし暴落に見舞われたら、解約はせずに、株価が元の水準に戻るまで、1000万円の現金で生活費を賄うこととします。

 

ただし5年たっても株価が戻らなかったら、その時はもうあきらめて解約するしかありません。

 

ある意味運を天に任せる形です。

 

追加投資は残念ですが諦めます。

 

あと10年たてば年金が月額10万円以上はもらえますから、そうなれば余裕です。

 

今までずっと株価は堅調に上がり続けてきましたので、ちょっと強気になりすぎていました。

 

株はまだまだ上がるような気がして、少しでもたくさん投資した方が得で、現金で持っているのはもったいないような気になっていました。

 

やっぱりこれは危ないです。

 

もう一度投資の基本に立ち返り、暴落時に備えるような準備をしておかないといけないと再認識しました。

 

リスク許容度を冷静に見極めましょう。

 

それではまた。