こんにちは、まるぞーです。
今日は森永卓郎さんについて書きます。
皆さんご承知のことだと思いますが、膵臓癌を患っていて、余命宣告されていますが、現在体調は落ち着いているそうで、ラジオやテレビ出演も再開して、本も出版し、精力的に働いています。
もし私が森永さんの立場だったら、もう何もかもがどうでもよく、何もやる気がしないで、毎日ただ布団で寝て、もう早く楽に死にたいなどと言っていたと思います。
まあ実際になってみないとわかりませんが。
ただもちろん私は、森永さんのように最後まで気力を振り絞って仕事にまい進されるというのも否定はしませんし、逆にすごいなあと感心してしまいます。
ただ私は今の森永さんは、この間テレビでちらっと見ましたが、痛しくてちょっと見るに堪えず、チャンネルを変えてしまったほどで、YouTube動画も見られません。
でも仕事をしたいというのは森永さんがそう思うのだから、思う存分やったらいいと思いますし、それを止める必要もまったくないわけで、ただそれでも少しでも回復して長く生きてほしいと願うのみですが、森永さんの主張されていることには、これは病気になる前からですが、私ははてなと疑問を抱いてしまいます。
それは森永さんが、ずっと前から株価の暴落を予言していて、今は株に投資してはダメだと言っていることです。
がん闘病中の森永卓郎氏、魂のメッセージ 新NISAは「絶対にやってはダメ!特に中高年以降の人は危険」
「今はオルカン(全世界株)かS&P500に投資するのが大部分なんです。このアメリカの株価っていうのは、人類史上最大のバブルになっていて。これがもうすぐはじけると思います」とし「ドットコムバブルで、アマゾンとかアップルとかマイクロソフトだとか、本来の実力を超えて異常な高値を付けている」と指摘した。
これは森永さんが病気になる前からずっと言っていることで、それでも市場はずっと暴落することなく、株価はどんどん上がってここまで来ているわけですが、相変わらず森永さんは、そのうち暴落が来るという主張を変えていません。
MCの加藤浩次が「長期で積み立てしていたら、結局プラスになるのでは」と問いかけたが、卓郎氏は「それは、相場が右肩上がりだったからで。私は戻らないと言っている」と返答。加藤が「そしたら、世界の経済は終わりですよ」と投げかけるも、卓郎氏は「私は資本主義は終わると言っている」と譲らなかった。
私だっていつかは大きく下げる時が来るかもしれないとは思いますが、それでも森永さんが間もなく暴落が来るから今投資をしてはいけないと言った後でも、株価は大きく上昇していますし、その時から投資を始めたとしても今大きな利益が出ているわけで、残念ながら森永さんの言うことには耳を傾けないのが正解だと思っていました。
ではこれからどうするかですが、やはりそれでも加藤浩次さんの言うように、長期で投資するなら、たとえリーマンショック級の暴落に見舞われたとしても、株価はいずれ回復するので、全世界の株に投資するのはありだと思い、実際にそうしていますが、どうなんでしょうか。
そして森永さんを見ていて痛ましく思うのは、彼が遠い将来のことを話すのが、なんだかすごく切ない気持ちにさせるのです。
言っちゃあ悪いのかもしれませんが、遠い将来のことなんて考える必要はないというか、もうどうでもいいのではないかと思ってしまうのです。
そしてそうは言っても、やはり私はオルカンに投資し続けますし、森永さんの主張は
やはり聞く耳持たずという姿勢に変わりはありません。
それでもしいて言うなら、大地震と同じかもしれません。
東南海地震だって、来る来ると言われ始めて早数十年、いまだに来ませんが、それでも明日来たって不思議はないわけで、だったら別の土地に引っ越せばいいと言われるかもしれませんが、それでもみんな今の土地に住み続けているわけで、私も大した備えもしていません。
もちろんそれでいいとは思っていませんが、株の大暴落も同じようなもので、いつ来てもおかしくはないものの、それでも皆それを恐れずに投資をし続けているのだと思います。
ただ地震は命にかかわることですが、株はいくら大損をしても命を取られるわけではありません。
もし株が暴落して、それで明日の食い扶持もなくなって飢え死にしなければならない人がいるとしたら、それはいくら何でもリスクの取りすぎです。
私もそうですが、普通はちゃんとリスク管理をして、株に投資するとしても全財産を投資するわけではなく、ちゃんと防衛資金は残したうえで投資しているはずです。
ただ今は株価は右肩上がりで、それこそ今年から新NISAで投資を始めたような人たちは、一度もマイナスになることを経験していないでしょうから、そういう人たちに対しては、株は下がることもあるんだという警告というか、あまり浮かれすぎてはいけないよというメッセージくらいにはなるかなあと思います。
とにかく私は森永さんのことは一目は置いていますし、今の姿勢も本当に立派だとは思いますが、それでも森永さんの言いなりにはなりません。
それは山崎元さんの時も同じで、私も初めは山崎さんの教え通りにやっていましたが、ある時から疑問を持つようになり、世界株と日本株の投資比率を山崎さんの教えとは違う、世界株に大きなポジションを取るように変えました。
すると後から山崎さんの方が主張を変えて、全世界株でいいと言い出しましたが、とにかくいくら尊敬する評論家の言うことだろうと、鵜吞みにせず、ちゃんと自分の頭で考えて、自分が納得する行動をとることが大切なんだと思います。
どんなに偉い評論家だろうが、プロのファンドマネージャーだろうが、結局は投資は自己責任なので、人の言ったとおりにやって損をしたからと言って、だれも責任を取ってくれるわけではありませんからね。
人の言うことはあくまで1つの意見として聞いて、あくまで自分で判断しましょう。
最後は信じられるのは自分だけです。
それにしても森永さんの本はすごい売れ行きだそうですね。
本当に命がけで書いているのですから、それなりに心に訴えてくるものがあるのでしょうね。
でも私は今のところ読もうとは思いません。
私の投資の指針は全くぶれることはなく、今まで通り、インデックス投資で全世界株に投資を続けます。
それも結構な高いリスクを取って、資産の4分の3以上を株式に投資しています。
どうなるかは十年後になってみないとわかりません。
ただ結果がどうなろうと後悔だけはしません。
だってそれは私が自分の意志で決めたことですから。
それではまた。