50代、完全リタイアで投資生活

50代無職、独身男のリタイア生活。 資産4000万円で投資はインデックス運用です。旧ブログはこちらです。リンクから飛べます。https://maruzokun.hatenablog.com/

スポンサーリンク

スポンサーリンク

中古レコード店に行きました

こんにちは、まるぞーです。

 

昨日は名古屋の街を歩いて、大須に行ってきました。

 

久しぶりに中古レコード屋を見てみようと思い、まずは古い店に入りました。

 

以前と言っても10年くらい前でしょうか、大須には私の行きつけの中古レコード屋が何軒かあって、まだ正社員で働いていたころは、休みのたびに大須の中古レコード屋を回るのが私の楽しみでした。

 

大須以外にも何軒か行きつけの店がありましたが、1つ潰れ、また1つと、だんだん潰れて少なくなっていきました。

 

皆さんご存じのように、今は音楽はネットでダウンロードして聴くものなんですよね。

 

私はまだ一度もこのダウンロードなるものをしたことがなく、どうやってやるのかやり方もわかりません。

 

携帯音楽プレーヤーは持っていませんし、スマホで音楽を聴いたこともありません。

 

音楽と言えば、自慢のオーディオシステムで、CDまたはLPレコードで聴いています。

 

会社員時代は、週末になる度に新しいCDやレコードを買いまくり、散々散財してきました。

 

特にひどかったのは40代です。毎月4~5枚はCDもしくはLPを買っていたと思います。

 

おかげで今私の家には、合計で約2000枚ものCDとLPがあります。

 

もちろん最近はほとんど新しいCDやLPは購入していません。LPはもう購入する気はさらさらありませんし、CDもセミリタイアしてからは、クラシックのCDを年に数枚買う程度です。

 

それもブログで書いてきたように、ショップで購入するよりも、アマゾンで買うことの方が多くなりました。

 

というのも音楽配信が主流になったことと、アマゾンなどのネット通販がポピュラーになったことで、CDショップは商売あがったりで、大手のタワーレコードHMVでさえも、店舗を縮小したり、売り場面積を縮小しています。

 

昔人間の音楽ファンである私にとっては、つまらない世の中になってしまいました。

 

それこそあの頃は良かったなと、昔を懐かしんでしまいます。

 

昨日も最初に入った古くて汚い中古屋は、営業しているのかどうかわからないくらい、店内も薄暗く、散らかっていて、客は1人、たぶんCDを買い取ってもらいに来ていた年配のおじさんだけで、売っている商品も、まさに粗大ごみにしか見えないような代物ばかりでした。

 

店主が客と会話しているのが聞こえてきて、大した値段で買取ができないのをすまなさそうに謝っている様子で、今はもうCDは全然売れない、古いものはたまにおっさんが買っていくけど、新しものはさっぱりだとか言っていました。

 

私もそれを聞いて、また粗大ごみが散らかったような店内を見て、なんだかものすごく切ない気持ちになってきました。

 

そこで思ったのは、私の膨大なコレクションをいつかは全部買い取ってもらおうと思っていたのに、これでは二束三文にしかならない、もしくは買い取ってもらえる所さえなくなってしまうのではないかという不安です。

 

オーディオも含めて散々お金をつぎ込んで、今では部屋を占有する粗大ごみと化していますが、いつかは全部買い取ってもらうつもりでいましたが、オーディオショップも同様に、だんだん潰れて数が減ってきています。

 

今はオーディオもレコードも売れない時代です。

 

まさにオワコンというやつですね。

 

こんなことならまだ需要があるうちに、すこしでも早く全部売って処分した方がいいのではないかとの焦りも生じてきますが、それでもまだいざ売るとなると、せっかく苦労して集めた私の大切なコレクションですから、手放したくないと思ってしまいます。

 

オーディオ機器ももう使っていないものがたくさんあり、CDやLPだって、聴いているのはごく一部で、ほとんどはもう聴かなくなったものです。

 

いわば粗大ごみに等しく、第3者から見たら、まさしく粗大ごみでしょうが、私にとっては使わなくても宝物なのです。

 

コレクションってそういうものではないでしょうか。

 

CDやLPは、途中から聞くものというよりは集めるものに変わってきました。

 

枚数を数えて数が増えるのが喜びでしたし、2000枚を突破した時は、2000という数字がうれしかったのを覚えています。

 

今の株と同じですね。ただし資産はいくらあっても邪魔にはなりませんが、オーディオ機材やレコードは全くのお荷物で、邪魔で仕方がありません。

 

わかりやすく例えるなら、ゴミ屋敷の主人にとってのごみと同じです。彼らはゴミのことを、ゴミじゃない、財産だと言い張りますからね。

 

私もこの分だと、死ぬまで捨てきれずに持っているかもしれません。

 

そうしたら妹か姪が、私の死後処分してくれるでしょう。

 

今はネットで何でも調べられる時代ですから、きっと姪が買い取ってくれるところを調べて、出張買取に来てもらうか、もし姪にやる気があれば、メルカリか何かで、もっといい値段で売ることができるかもしれません。

 

とにかく私は面倒なので、今のところまだ処分は考えていません。

 

さて話を戻しまして、そのボロい中古屋を出た後、もう一軒、バナナレコードに寄ってみました。

 

バナナレコードは昔私が通っていたころと変わりなく、きれいな店内に、整然とレコードが並び、店のJBLスピーカーからレコードの音が流れていました。

 

先ほどの店で気分が沈んでいた私も、バナナレコードに来たら、急に気持ちが良くなって、元気が出てきました。

 

色々とレコードを物色しましたが、CDよりもアナログレコードの方が多かったのには驚きました。

 

聞くところによると、今再びレコードがブームだそうで、たしかにパルコのタワーレコードにもLPレコードがたくさん売られており、新譜もLPで出ていたりして、タワレコでも「LP買取します」の張り紙がありました。

 

値段はそれほど高くなく、むしろ私が買っていたころよりも安くなっていました。

 

それでもJポップだと、古いものでも700~800円くらいが主流で、ジャズのオリジナル版だと数千円、中には私も何枚か持っているローリングストーンズの英国盤オリジナルには、2万円以上の値札が付いていたりして、それを見たら、私はうれしくなって、自分のコレクションも結構いい値段で売れるかもと思い、思わずにんまりしてしまいました。

 

「高価買取いたします」という掲示が店内にあり、私もまだ大丈夫だったと、ほっとしました。

 

まだ売りたくないという気持ちもありますが、一方では本当に部屋がいっぱいで邪魔ですので、いらないものから売っていこうかとも思って、迷っているところです。

 

でもどうせ売るならメルカリとかヤフオクで売った方が、高く売れるんじゃないかとも思い、ただ私は一度もメルカリもヤフオクも使ったことがないので、やり方がわからず、帰りに本屋でメルカリの本をちょっと立ち読みしてきました。

 

本を読むと、やっぱり難しそうで、デジタル音痴の私には、やはりアレルギー反応を起こしてしまい、敷居が高いです。

 

なんだか面倒くさそうで、今時間はたっぷりあるにもかかわらず、いざやるとなると、まず商材の写真を撮って、アップして、購入者とやり取りをして、梱包して郵送と、その一連の仕事が、どうにも億劫で、やっぱりやりたくないと思ってしまうのでした。

 

一方では結構いい値で売れて儲かるかも、いっそのことせどりをはじめてみようかなどとも思ったり、かなり気持ちが揺れています。

 

それで今日はネットでLPレコードのメルカリでの売り方や、送る時の梱包の仕方などを調べてみました。

 

YouTube動画にもレコードのせどりに関するものがあったので見てみましたら、レコードのせどりは辞めた方がいいと言われていました。

 

理由はいくつかあり、1つはかさばるし、割れ物なので、送料がかかることとクレームが生じやすいこと、その他も全部納得できることばかりで、要は採算が合わない、辞めた方がいいということでした。

 

なるほどと思い、今度はCDのせどり動画を見てみましたが、やはりCDでも利益を出すのは簡単ではなく、手間がかかって大変な割には大して儲からないということでした。

 

私もついつい下心が生じて、ひょっとしたら儲かるかもと思い、売ることを考えましたが、これらの動画を見て、大して儲からないなら、まだ持っていた方がいいという結論になりました。

 

やはり時間をかけて集めた私のコレクションですから、思い入れもあります。

 

ほとんど聴かないといっても、そのアーティストのCD全部をコレクションするということは、そう簡単ではなく、せっかく苦労してそろえた完全コレクションですから、1枚でも売って欠けてしまっては、完全コレクションではなくなってしまうので、やっぱり売らずにとっておこうと思いました。

 

とにかく久しぶりに中古レコード店へ行って、昔を懐かしく思い出しました。

 

あの頃は楽しかったなあと、久しぶりに慣れた手つきでLPレコードを指ではじくように物色しながら、わが青春?の記憶がよみがえってきて、なんとも言えない気分になりました。

 

それではまた。