こんにちは、まるぞーです。
今日はNFTに関することで、最近あったある事件について書きます。
ご存じのように、私は今年からNFTアートを始め、ツイッターで宣伝して売っています。
始めてすぐに1点売れたので、これはいけるかもと有頂天になりましたが、その後は一切売れることなく、またツイッターでもフォロワーは増えず、「いいね」もつかず、ほとんど一人相撲を取っている状態です。
ところが先日、私のツイートに、「あなたのNFTを買います」と言う返信がつきました。
「私をフォローしてDMを送ってください」とあったので、その通りにしました。
すると今度はDMで、「あなたのNFTを全部買います。4ETHでいいですか」と言うメッセージが来ました。
私はびっくりして、飛び上がるくらいうれしかったですが、いくら何でも全部というのはちょっとおかしいと、不信感を抱き始めました。
ちなみに、4ETHというのは、イーサと言って、仮想通貨のことで、日本円に換算すると、ざっと50万円ほどになります。
私のオープンシー(NFTの販売所)のアドレスを教え、ここで購入してくださいと言うと、オープンシーを通して買うと高い手数料を払わなければならないので、通さずに取引したいと言ってきました。
私は個人的に直接取引する方法が分からないので、手数料で損をするのは売り手である私の方だから、あなたには関係ないので、全部買っても4ETHに収まるように値段をつけるので、やはりオープンシーを通して買ってくださいと返すと、今度は4ETHは大金なので、オープンシーを通して買うと、取引の途中で詐欺にあうリスクがあるので嫌だと言ってきました。
これはどう考えてもおかしいです。普通逆でしょう。オープンシーという信頼のおけるところで買うから、手数料が発生するのであって、直接売買した方がトラブルに巻き込まれる可能性は高いはずなのに、全く逆です。
むしろこの人が詐欺なんじゃないかと不審に思い、この人のツイッターの経歴を見てみました。
するとどうでしょうか。私以外にもNFTをやっている人に、片っ端から同じメッセージを送っていました。
英語で書いている人には英語で、そして日本人には、いかにも翻訳機で訳したと思われる、ちょっと変な日本語で、例えばこんな具合です。「私はあなたのNFTを買います。フォローしてください。私の言うことに従ってください。」
これはおかしいと思いました。
作品なんて関係なく、とにかく片っ端から誰彼構わず、同じメッセージを送っていました。
メッセージを受け取った側はどう対応しているのか見たら、フォローもせず、無視している人が多いようでした。
私はこの時はまだ半信半疑でしたが、それでもまだ私のNFTを全部、50万で買ってくれるという甘い言葉に未練があり、一人日本人で、この人に返信で、きつい言葉で返していた人がいたので、その人にメッセージを送ってみました。
その人は、「ふざけるんじゃねえ、オープンシーで買え」と返信していました。
私が、「私もこの人から同様のNFTを買うというメッセージが来て、DMでオープンシーから買ってくれと言ったら、手数料が高いからいやだと言われたんですけど、これって信用しない方がいいですか」と送ったところ、その人から返信が来て、「これは99.9%詐欺だと思います。典型的な手口です。メールとか開いたら、一発でメタマスクの残高全部持っていかれますよ」ということでした。
ここで私もようやく目が覚めて、いくら何でも全部買うなんておかしすぎる、やっぱり詐欺だったんだ、とにかく詐欺に引っかからなくてよかったと思いました。
その人には、「まず数点でいいので、オープンシーから買ってください。大きな取引はそのあとです。」と返したのですが、その後その人からの返信はパタッと途切れました。
私がツイッターで他の人に相談したのがわかったんでしょうか。
とにかくもう連絡はなく、もちろん私のNFTはただの1点も買ってはくれません。
そしてその人のツイッターを見ると、相変わらずまた新しい人に、同じように、「あなたのNFTを買います」と返信を続けていました。
まあ被害に遭わなくてよかったですが、それにしてもちょっと腹が立ちます。
全部買うなどと言っておいて、1点ぐらい買ってくれてもいいじゃないかと思い、その人に何か言ってやろうかとか、ツイッターでこの人詐欺ですよと注意喚起してやろうかとか、いろいろ考えましたが、下手なことをして怒らせると、後で何をしてくるのか分からないので怖いと思い、他の人と同様、無視することに決めました。
NFTもお金が絡みます。ですからツイッターでも、その界隈には詐欺がうようよしているようです。
嫌ですね。
まあ社会勉強になったということです。
一瞬喜びましたが、ぬか喜びでした。世の中そんなに甘くないです。
NFTはこの先もおそらく売れることはないでしょうが、金儲けのためではなく、趣味として続けたいと思います。
それではまた。