こんにちは、まるぞーです。
あの山崎元さんががんを患っていることは以前の記事に書きましたが、最近転移が見つかったそうで、余命半年から1年が宣告されてしまったようです。
それで気になって、ネットで検索してみたら、こんな記事が出ていました。
私は山崎さんが癌になってもものすごく冷静で、ご自身を客観的にとらえているのを文章を読んで感じ、なんて強い人なんだろう、私なんてもし癌になったら取り乱しておかしくなってしまうに違いないと思い、同じ人間でもこんなにも精神的に強い人がいるのかと感心していましたが、今回ステージ4で余命宣告を受けても、その姿勢は全く同じで、まだ仕事もしていると言うので、改めてとんでもなくすごい人だなあと感心しました。
少し文章を引用してみます。
反回神経という声帯を司る神経の右側を転移病巣にやられていて、右の声帯が引っ込んでしまった状態だった。加えて、胸腔内に複数の転移があり、離れた場所の骨にも転移がある。遠隔転移ありのステージⅣだ。常識的に完治はもう望みにくい。
主治医に訊いた。「率直に言って、元気に活動できるのは、半年とか、一年といった時間でしょうか?」。
主治医は「いや、山崎さんの場合は進行が早いので、半年は保証できません」と早口で言った。余命の、仕事の、「持ち時間」の前提が急に縮んだ瞬間だった。
気持ちの切り替えには何の問題も無かったが、体調はどんどん悪化した。5月初旬には、あと3カ月でもおかしくないな、という調子と気分になっていた。この時点が、発病以来現時点に至るまでの体調のボトムである。
本稿は医療情報の提供を目的としないので、どのように回復したかは書かないが、最悪の体調で後ろ向きの意識になりがちな中で3つやりたいことが頭に浮かんだ。1つは、息子に語りかける想定で、他の子供たちや読者に語りかける、稼ぎ方とお金の扱い方の本はメッセージとして一冊作りたい。
もう1つは、これまで拙著の中で一番よく売れて、著述商売にあってはいくらか世界を変えてくれた「むずかしいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えて下さい」(大橋弘祐氏と共著。文響社)の改訂版を出したい。これは、12月6日付けで出版される予定だ。旧版の読者にも楽しんで貰える大幅な改定で、まずまず満足の出来映えである。
三つ目に、コロナの前から会っていない母親に数年ぶりに会って、一言挨拶を述べたい。母親は、札幌の高齢者施設にいて彼女自身の体調も優れないのだが、どうやらこちらの方が早そうだ。産み育ててくれたことへの礼の一つくらいは言うべきだろう。
こんな状態になっても全然落ち込んだ様子がうかがえず、これから2冊も本を出そうと思えるなんて、本当にすごいとしか言いようがありません。
なんて強い精神力なんでしょうか。
聞けば山崎さんは大の酒好きで、ほぼ毎日飲んでいて、しかもウイスキーが好きで強いお酒をたくさん飲んできたそうです。
付き合いというか、人間関係を大切にする人で、高い店で飲食をしまくって、相当なお金を飲食につぎ込んできたそうですが、それも人生の楽しみでもあり、良い人間関係を築くための投資だと言っています。
まあ根本的に私とは全く違った人間で、価値観も大きく違いますし、頭の良さはもちろん、おかれた環境も大違いです。
それでも若いころからの飲酒が食道がんの原因となったであろうことは本人も自覚していて、それでも後悔はないそうです。
本当にどこまでも強い人です。
年齢は現在65歳だそうです。
YouTube動画もたくさんありますが、一番最近の動画を見ると、やはりものすごく痩せてやつれて見えます。
どんな強い人でもがんの病魔には勝てないと言うことなのでしょうか。
なんだか頑張る姿や毅然とした発言を聞くほどに、余計に悲しみの感情がこみ上げてきます。
私と違い、人生の時間を最大限に有効に使い、大きな仕事を成し遂げた方ですが、人生って何なんだろうと考えさせられてしまいます。
立派な仕事をして、プライベートでも波乱万丈で、大いに人生を謳歌した人でも、癌になってしまえばどうすることもできません。
山崎さんは病気を受け入れ、死も受け入れ、残された時間をどう使うかを考えているようです。
一方私は人生で何も成し遂げておらず、時間も持て余し、ずいぶん無駄に時間を消費してきました。
全く充実した人生とは言えない人生ですが、まだ命にかかわる病気にはなっておらず、相変わらず日々だらだらと無為な時間を過ごしています。
人生いろいろ、人それぞれですね。
それにしても病気は残酷です。
どんな地位や名誉のある人でも、大金持ちでも、癌になる確率は私と同じです。
平凡でも貧しくても大きな病気をせずに長生きできる人もいれば、どんなに優秀でも皆から惜しまれても、癌に罹り、早死にしてしまう人もいます。
私がインデックス投資を始めたころ、あるいは始める前から、山崎さんの本を何冊か読み、ものすごく影響を受けました。
いわば私にとって山崎さんは、まさに投資の先生です。
まだまだ長生きして、もっと投資の知識を教えてほしいと思いますが、それもかなわなくなりそうです。
私も山崎さんほどではないかもしれませんが、お酒が大好きで、いくら体に悪いとわかっていても、医者に止められても、毎日の晩酌はやめることができません。
おまけに今は、食べることと飲むことだけが生きがいだなどと言っていますが、ほどほどにして、健康に注意しなければいけないと改めて思いました。
やっぱり癌は怖いです。
私は山崎さんのように強くありませんので、精神的にも耐えられないだろうと思います。
とにかく健康第一、これからも健康を意識して摂生したいと思います。
今年も残りわずかとなりました。
今週で株式市場も終わり、金曜日が大納会となります。
山崎先生の教えのおかげで、私も投資が順調に行って、資産を増やすことができました。
心からお礼を言いたいと思います。
そして山崎さんが少しでも元気になられ、長く生きられることを願ってやみません。
それではまた。