50代、完全リタイアで投資生活

50代無職、独身男のリタイア生活。 資産4000万円で投資はインデックス運用です。旧ブログはこちらです。リンクから飛べます。https://maruzokun.hatenablog.com/

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山崎元さんが癌になっていました

こんにちは、まるぞーです。

 

あの山崎元さんが癌を患っていたということを、ネットで知り驚きました。

 

私は今ではもう山崎元さんを見限っていて、山崎さんの記事も動画も全く見ていませんが、インデックス投資に出会った当初は、山崎元さんの本を読み、山崎さんを他の誰よりも信じて、山崎さんの言うとおりに投資をし始めました。

 

ですから山崎さんには大変お世話になっており、当時は山崎さんの信者と言っても良いくらい傾倒していましたので、山崎さんのことは今でも気にはなりますし、無視できる存在ではありません。

 

ただし私も経験を積んで、その後YouTube動画を多く見るようになり、どうも日本株のインデックスに投資するのはあまり得策ではないと思うようになり、当初は山崎さんの推奨する、日本株:外国株(先進国株)=4:6のポートフォーリオを組んでいましたが、それが日本株の割合を3割に下げ、2割、そしてついには1割と、だんだん日本株の割合を少なくして、徐々に全世界株のポートフォーリオへとシフトしてきました。

 

そして最近では、山崎元さんも全世界株(オルカン)への投資を推奨しており、日本株を40%も持つべきだと主張していたかつての自分の発言への責任はどう取るんだと、ちょっと突っ込みたい思いも抱いていました。

 

その山崎元さんが、実は昨年から食道癌のステージ3を患っていたと知って、驚きました。

 

それはたまたま見たネット記事でした。

 

media.rakuten-sec.net

 

現在は手術を終え、一応は治って元気になり、仕事復帰していると聞き、やれやれですが、それでもいつ再発するかわからず、やはり癌は怖い病気だと思いました。

 

しかしこの記事を読むにつれ、もっと驚いたこと、そしてこの記事が興味深かったことは、山崎さんの自分の病気に対する向き合い方と、感じ方です。

 

「初期(内視鏡で切除できるステージⅠ)でもないが、末期(遠隔転移のあるステージⅣ)でもない食道癌」が見つかった時に、筆者は、「仕方がないなあ。治療上やれることをやって、使える時間を有効に使おう」と思った。

 どうして癌に罹ったのか、どうしてもっと早く見つけることが出来なかったのか、等の「後悔」には殆ど意識が向かなかった。日頃から投資について、原稿を書いたり話したりしているせいか、「病気の現状はサンクコスト(埋没費用)だ」と思うことがすんなり出来た。

ものすごいメンタルの強さです。そして何と潔い割り切り方でしょうか。

 

私がもし癌になったら、不安と恐怖からパニックになったり、絶望感からもう何もやる気になれず、ただ病気の事ばかり考えて、投資やお金のことなどどうでも良くなってしまうと思うのです。

 

ところが山崎さんは、文章を読む限り、癌になっても非常に冷静に、自分を客観視していて、癌という病気がもたらした自分の体や環境の変化も含め、すべてを合理的に考え、それを時間とお金という観点で見ているのです。

 

これには正直驚きました。

 

「持ち時間に対して行動を最適化すべく計画を立てる」という考え方は、癌があっても無くても変わらないのだが、癌の状況を前提とすると「持ち時間」をより具体的に考えやすい。もちろん、可能性として癌以外の死因も考え得るのだが、癌によって「持ち時間」の使い方を意識すると、何をしたらいいかの見通しが案外立てやすい。

 

同じ人間でも、癌をこんな風にとらえ考える人がいるとは、私には信じられません。

 

癌に対しても投資と同様にとらえ、リスクとリターン、あるいは時間というものをお金に換算して、結局はすべてお金という価値観でとらえているのです。

 

自分の命が脅かされているという状況の中で、よくもまあ他人事のように、自分の行動を客観的にとらえ、それをお金に換算して損得でとらえようというのには、全く頭が下がりました。

 

ここまで行くと、この人は本当にお金のプロなんだなあと、改めて尊敬の念がわいてきました。

 

やはり私のような凡人には到底理解できない、一流の人の考え方なんだと思いました。

 

ただ私も今父のことがずっと心配ですし、私自身も体調不良があり、幸いまだ癌にはなっていませんが、今や癌は2人に一人がなる病気と言われていますから、この先年を取ればとるほど、癌になる確率は高く、決して他人ごとではありません。

 

もし私が癌になったら私はどうなるんだろうと考えると、とても山崎さんのような心境ではいられないと思いますが、その時はこの文章を読み見返すか、思い出して、少し冷静に客観的に見てみたいと思います。

 

それにしてもやはり山崎さんは普通の人ではありませんでした。

 

全くすごい人です。

 

さて、アメリカはCPIの発表を通過し、為替はドル高に振れましたが、株価は横ばいです。

 

アメリカ経済は依然として強いことが確認され、景気後退はソフトランディングとの予測です。

 

利上げはまだ長引きそうですが、景気後退が防げるなら、株価の暴落もないということで、株価は今後上がるのでしょうか。

 

私にはよくわかりませんが、とりあえず私のポートフォリオは資産がプラスになりましたので、少しずつ売っているところです。

 

父の容体も相変わらずだそうで、病院から何の連絡もありません。もしかしたら長引くのかもと思いながらも、毎日緊張感は持って生活しています。

 

本当は投資どころではないんですけれど、私も山崎さんのメンタルの強さを、少しは見習いたいと思います。

 

それではまた。