50代、完全リタイアで投資生活

50代無職、独身男のリタイア生活。 資産4000万円で投資はインデックス運用です。旧ブログはこちらです。リンクから飛べます。https://maruzokun.hatenablog.com/

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私が若い頃の浪費を後悔しているかどうか

こんにちは、まるぞーです。

 

昨日の記事に対して、読者の方から質問をいただきました。全文は前の記事のコメントを見てもらうとして、要点だけ書きますとこんな質問です。

 

私としては若く健康な時代にうなぎ屋で美味しいものを食べる、好きな趣味にお金をかけるということは非常に有意義で年老いてからではなかなか出来ない素敵なお金の使い方に思えてしまったのですが、実際にまるぞーさんのご年齢で過去を振り返られると後悔の方が強くなってしまうものなのかをお伺いしたく質問させて頂きました。

 

正直に言いますと、若い頃においしいものを食べたり、新車のスポーツカーを買ったりしたことは、後悔半分、そして良かったと思う気持ち半分です。

 

昨日の記事に書いた通り、確かに20代の私は、貯金という概念が全くなく、給料を全部使っていました。

 

お酒もいっぱい飲んだし、外食に車、そして洋服、はたまた趣味のローリングストーンズのレコードやCDと、散々散財していました。

 

でもそれはそれなりに楽しかったし、私はお金で私の欲望を満たしていました。ですから実はそのことに対し、それほどの後悔はありません。

 

読者の方が言うように、それは若いうちにしかできなかったことでもあり、もしお金を貯めるために我慢して欲望を満たさなかったら、その欲望はいまだに続いていたかもしれません。

 

ただし後悔も半分あります。それはやはり、必要以上にお金を使い、貯金を全くしてこなかったおかげで、お金が全然たまらなかったことです。

 

ましてや投資のとの字も知りませんでしたから、もしそのころから堅実に貯金していれば、それを元手に投資をして、もっと早くに(リタイアしたければ)リタイアできていた、あるいは老後資金の心配をすることなく生活することができた、と思うからです。

 

ただ当時の私は、リタイアなんて夢にも考えていませんでしたし、昨日も書いたように、20代はもちろん、30代、40代にも、私はリタイアはお勧めしません。

 

今の仕事が嫌だったら、今の仕事は辞めるとしても、転職です。

 

仕事が嫌だというのは、たいていの場合、仕事そのものよりも職場の人間関係だと思います。

 

少なくとも私の場合はそうでした。

 

だったら、転職して職場環境が変われば、仕事が嫌でなくなるかもしれません。

 

例えば2回転職して、3つの職場を経験して、それでも死ぬほど仕事が辛かったら、リタイアしてもいいかもしれません。

 

さすがに3回連続となると、それはたまたま運悪く悪い職に就いてしまったというよりは、本人に問題があり、仕事に向いていない人なのかもしれません。

 

私の場合は、正社員は2つの職場だけですが、結局人間関係でつまづいてしまいました。

 

でも仕事そのものが嫌いだったわけではなく、仕事で充実感も味わいましたし、楽しいこともありました。

 

人間関係だって、すべての人とうまくいかなかったわけではなく、中にほんの数人、嫌な人がいて、そのために仕事に行けなくなったようなものです。

 

ですから私はリタイア至上主義ではありません。現に私は好きでリタイアしたわけではなく、強制リタイアですからね。

 

何度もこのブログに書いているように、うつ病で何度も休職し、最後は退職を余儀なくされた、つまり首になったのですから、出来れば仕事は辞めたくありませんでした。

 

リタイアした後も仕事は探しましたよ。でも50歳を超えて、特に生かせる資格も経験も技術もコネもない私には、ホワイトな正社員の仕事はありませんでした。

 

若い頃は絶対に転職すべきだと私は思いますが、50を超えると転職したくても転職できず、仕方なく非正規の仕事についている人も多いと思います。

 

年齢を重ねると、再就職はどんどん不利になります。

 

それでも私は基本寂しがり屋で、孤独が耐えられませんので、お金のためではなく、人とのつながり、社会とのつながりを作るために、週1のアルバイトに行っています。

 

いくらお金があっても、歳をとるとできなくなることがたくさんあります。

 

ですからある程度は、若い時には自分の欲望を満たすために、お金を使ってもいいと思います。

 

無理に使う必要はありません。ただ欲しいものややりたいことがあるのに、お金を貯めるためにそれを我慢しすぎるのは良くないと思います。

 

例えば昨日も書いたよ〇よさんなどは、物欲もなく、お金を使わないことが決して我慢ではないそうです。

 

読者の方がよく、そんなガスなし生活なんて、真似もしたくないし、そんな生活してまでお金を貯めたってちっとも羨ましくもないし、そんな生活は幸せじゃないという意見を言いますが、それは違うと思います。

 

よ〇よさんはそれで幸せなのです。彼は孤独が苦にならないと言っていますし、一生結婚もするつもりもなく、彼女も友達もいらないと言っています。

 

普通の人は彼女がいたり、気の合う友達とワイワイやった方が楽しいだろうと思いますし、私も本当はそうしたいのですが、自分がそうだから他人も同じだと考えるのは大きな間違いです。

 

人は本当に様々で、人によって価値観も違います。

 

よ〇よさんはきっと少数派の人でしょうし、いわゆる普通とは違うかもしれませんが、彼にとっては今の生活は苦ではなく、幸せだと本人が言っているのですから、本当にそうなんだと思います。

 

私はよ〇よさんとは違い、人並みの生活がしたいですし、本当に孤独が嫌いなので、人間関係でどれだけ苦労しようとも、やっぱり人恋しいですし、本当は彼女が欲しかったし、今でも欲しいです。結婚もしたかったです。友達も欲しいです。

 

でもそれがうまくいきません。

 

ですから今の私は、決して幸せだとは思いません。

 

ただ、私も20代、30代、40代のころは、苦労もたくさんしましたけれど、楽しいこともたくさんありました。

 

彼女は出来ず、結婚はできませんでしたが、それが唯一の心残りぐらいで、それ以外ではやりたいことはやり、欲しいものは手に入れ、充実した人生だったと思います。

 

充分幸せだったと思います。むしろ良すぎるぐらいで、就職にしろ人間関係にしろ、すごく恵まれていて、運がよく、逆に運が良すぎて、一生分の幸運を使い果たしてしまったようです。

 

おかげでリタイアしてからは不運続きです。

 

まず何よりも健康です。40過ぎてから、少しずつ悪いところができ始めましたが、いずれも治る病気でした。

 

しかし50を過ぎてからは、治らない、あるいは将来手術が必要になる病気にいくつかなり、それを持病として抱えて生きていかねばならなくなりました。

 

人間にとって一番大切なのは健康だと私は思いますが、健康な人にはそれは当たり前のことで、そのありがたみを忘れてしまうものです。

 

2番目がお金でしょうか。それとも人間関係(家族、友達、恋人など)でしょうか。

 

これはよくわかりませんが、両方ともとても大切です。

 

健康でないと、いくらお金があっても、何も楽しくありません。それこそおいしいものを食べたっておいしいと感じなかったり、もっといくと、食べることさえできなくなってしまいます。

 

ただお金の場合も、たくさんある人にはそれが当たり前で、そのありがたみを感じなくなってしまうのでしょう。

 

今の私は、唯一お金だけ不自由していない状態ですが、もし食べるのに困るほどお金がなかったら、悪い体に鞭打って、辛い仕事も辞められずに働かなければならなかったでしょうし、とことん追い詰められたら、自殺しかなかったかもしれません。

 

そう思うと、やはりお金は大切だし、ありがたいと思います。

 

やっぱりないものねだりになってしまうのでしょうか。

 

ただ大事なのはバランスだともいます。

 

お金だけいくらたくさんあっても、健康と人現関係がダメなら幸せではありませんし、逆にお金が全くないのも不幸です。

 

ですからこの3つの要素は、バランスを取って、どれもがほどほどにあるのが、一番幸せなんじゃないかと思います。

 

とにかく今の私が一番欲しいのは健康ですし、次に欲しいのは友達です。そしてもうこの歳と今の私の現状では不可能だと思いますが、本当は今だって、出来ることなら彼女が欲しいですし、結婚だってしたいです。

 

でもそれはもう諦めています。

 

話を若い頃の贅沢というか自己投資に戻しますが、実は昨日の記事には書いていませんでしたが、私は若い頃、といっても20代から、30代、40代にかけて、海外旅行に何度か行っていますが、それはまったく後悔などなく、行っておいて本当に良かったと思います。

 

もうこの先2度と海外に行くことはないと思いますし、もしかしたら国内旅行さえすることはないかもしれません。

 

もし行くとしても1人旅です。

 

私は海外への1人旅も経験がありますが、全然楽しくなかったです。すごい孤独感を感じて、ホームシックになってしまいました。

 

ですからやっぱり私は一人が好きな、よ〇よさんとは違う人間なんですよ。

 

そんな私が、この先老後を一人寂しく生きていくと思うとぞっとします。

 

海外旅行は、当時一緒に行ってくれる友達もいましたし、本当に楽しくて、一生の思い出です。

 

ですからそういうことには、お金を惜しまずに使うべきだと、私は思います。

 

ただし日々の日常生活においては、出来るだけ生活水準を下げて、お金を貯めることと、投資でお金を増やすことも必要なんじゃないかと思います。

 

私はそれに40代半ばで気づきましたが、ちょっと遅かったものの、それでもおかげで今お金の心配をそこまでせずに、生きていくことができます。

 

やっぱり大事なのはバランスだと思います。ほどほどが一番です。

 

それではまた。