こんにちは、まるぞーです。
父の死亡後の手続きを粛々とやっています。
今日郵送で、病院の入院費と、オムツ、貸しパジャマ代の請求書が届いたので、振り込みました。
まだまだ終わりませんが、一応こちらからとるべくアクションは一通り取り、後は送られてきた書類を作成して送り返すといった形で、時間と共に完了していくものと思われます。
そこで今日は、父に関わる今回の一連の手続きとその費用について書いてみようと思います。
まず亡くなってすぐですが、親戚と葬儀屋に電話しました。
葬儀屋に病院を告げると、2時間後に葬儀屋が病院に到着し、遺体を自宅に運びました。
その時に、病院から医師の書いた死亡診断書をもらいました。
これは翌日、区役所へもっていき、死亡届を提出する際に一緒に提出し、そこで火葬許可書をもらいました。
自宅に遺体が届くと、葬儀屋が布団に寝かせてくれて、お参りをする祭壇も作ってくれ、そこにろうそくと線香を立て、焼香ができるよう準備をしてくれました。
葬儀屋が帰り、翌日の朝、また自宅に来て、今度はそこで葬儀の打ち合わせです。
そこで、祭壇はどうするか、花はどうするかなど、要は葬儀一式の申し込みです。
今回は親戚のおじさんの立会いの下、私と母と、葬儀屋とおじさんの4人で決めていきました。
先にも書いたように、父の生前の希望で、家族葬でできるだけ質素にやるということでしたが、そもそも葬儀屋が見せてきたパンフレットが、祭壇でも最低でも100万近くするもので、普通はこれくらいだと言われ、まんまと葬儀屋の術中にはまり、私もよくわからないうえに、親戚のおじさんが、これくらいはやらないといかんぞなどと横から口をはさんできて、結果祭壇だけで100万円、すべて込みで120万円の見積もりとなりました。
本来の値段は170万円ですが、父が互助会に入っていたので、その掛け金が25万円、会員割引が25万円、合わせて50万円が値引きされ、支払額が120万円でした。
ただし全部終わってもろもろの諸経費を合わせた請求額は、約130万円でした。
そこには、火葬場までのマイクロバス代+高速代、お坊さんのタクシー代、初七日の食事代、香典返しの引き出物代などが含まれます。
私は喪主でしたので、香典や花は出す必要がありませんでしたが、それでも枕花というものを出し、魔よけの飾り物のようなものも出しました。
ネットで調べたら、家族葬の平均額は120万円だそうですが、最低なら10万円から葬式はできるそうです。
全部なくそうと思えばなくせるもので、たかが通夜と葬儀の2日間見るだけ、それも10名の親族だけの葬儀ですから、本当にもったいないと思いました。
ということで、葬儀代は130万円ですが、別にお坊さんに支払うお金があります。
通夜、葬儀、火葬場と3回お経を読んでもらい、葬儀には僧侶が2名来ました。
更に火葬が終わってすぐにやった初七日でもお経を読んでもらい、それらのお経代すべてで、40万円納めました。
それは葬儀後2日経ってから、母と一緒にお寺に収めに行ったのですが、その時に40万円とは別に、お礼として1万円、さらに2か月月経を休んでいたのでその分のお金を2万円、別に封筒に包んで出しました。
そして墓石に刻む戒名彫り代が6万円でした。
その時に和尚さんから、四十九日までに、黒塗りの位牌を作っておくように言われ、それを葬儀屋に電話して聞くと、葬儀屋とつながっている近くの仏具屋を紹介され、そこへ行って注文してきましたが、値段は30000円でした。
ちなみに49日には、黒塗りの位牌と白木の位牌、骨壺を持っていきます。それまでにお墓に戒名を刻んでおくことも必要です。
あとは諸手続きですが、役所でやる手続きは面倒ではありますが、お金はかかりません。
区役所へ行き、尋ねると親切に教えてくれたので、さほど苦労することなく、これはスムーズにできました。
面倒だったのはこれからです。
まずは公共料金の名義変更です。電気、ガス、水道、電話です。
請求書の紙がちゃんと取ってあったので、それを見ながら電話したら、電気、ガス、水道は難なくできました。
ただし口座振替の手続きは別途やらなければならず、必要書類を送ってもらい、記入して送り返し、手続きが完了するまでは、請求書による支払いを、コンビニか金融機関でしなくてはなりません。
そこで唯一苦戦したのが電話でした。NTT西日本に電話してもなかなかつながらず、最後につながった音声ガイダンスに従っていくと、ショートメールにURLが送られてきて、要はネットで手続きをしろいうことでした。
まだ電話で済んだものもありあしたが、これからはどんどんすべての手続きがネットになっていくのだと思います。
そうなると故人がネットのIDなどを残しておいてくれないと、ますますどこへ連絡したらよいかわからず苦労しそうです。
一応手続きは完了しましたが、後は口座振替の手続きを後日やらねばいけません。
残るは遺産相続です。
私の父の遺産は本当に僅かで、銀行預金が2行合わせてたったの200万円、後は評価額1000万円の古い実家の建物と土地があるだけです。
しかし相続となると、法定相続人は、母と私と妹の3人です。
遺言はなかったので、法律通りだと、母が50%、私と妹が25%ずつということになりますが、それには土地建物(実家)を売らないと分けることができません。
初めは母がすべて相続すればよいと思っていましたが、それでも私と妹の取り分が0でいいということを意思表示する必要があり、3人が署名、(実印の)捺印した、遺産分割協議書なるものが必要だそうで、それはパソコンで自分で作ってもいいのですが、土地と家屋の権利書の名義変更は難しそうで、自分でやることも可能らしいのですが、私はよくわからないし、もう面倒なことはやりたくないので、専門家に頼むことにしました。
専門家というのは、司法書士や弁護士だそうですが、これまた葬儀屋から紹介されたパンフレットに、相続の無料相談というのがあり、そこに電話したら、相続お任せパックなるものがあり、そこに頼むと、遺産分割協議書の作成から、権利書の名義変更、法務局への届け出まですべてお任せでやってもらえるそうなので、そこに頼むことにしました。
ただし費用は10万円です。高いとは思いましたが、ネットで調べてみると、司法書士に頼んだ場合でも、報酬は相続する資産の総額の1%だそうで、私の場合だと、土地家屋の1000万円に現預金が200万円ですから、やはり10万円はかかるので、まあ同じだと思い頼むことにしました。
司法書士の場合は土地家屋だけでしょうが、このパックだと銀行預金もやってくれるようでしたので、そうしました。
ただし銀行預金はすでに私が銀行に行き、口座閉鎖の手続きをしています。
2行だけだったのでまだいいですが、それでも面倒な手続きが必要で、結局はこれも相続になるので、戸籍謄本など必要書類を取りよせ、書類に記入して送り返すというものです。
その時に遺言があるか、遺産分割協議書があるかと聞かれましたが、両方ともないと言うと、額が少ないので振込先は私だけでいいと言われ、私の口座に振り込んでもらようにしました。
ただしゆうちょ銀行の方は母親の口座にしましたが、そうすると手続きに母親が窓口に行くか、私が行く場合は母の委任状が必要となります。
母は足が悪く、歩くのが極めて困難ですので、私が委任状を持っていこうと思います。
さて最後にもう一つ、年金の手続きがあります。
これも電話で、年金事務所に父が亡くなったことを伝えたところ、電話だけでは済まず、必要書類を教えられ、予約を取り、それを持って予約の日に母を連れて年金事務所に行かねばなりません。
母が行けない場合は、やはり委任状ですが、私が委任状の書類はどうしたらよいか尋ねると、ウェブサイトからダウンロードして、印刷してくれと言われました。
私はプリンターが壊れているので、印刷できないと言うと、それなら白い紙でいいので手書きで書いて作ってくれと言われました。
委任状の用紙を送ってはくれないのです。
それなら面倒なので、こちらは予約した日時に、母を車に乗せて連れて行くことにしました。
この時に必要な書類は、戸籍謄本、父の住民票の除票、父の年金証書、年金手帳、母のマイナンバーカードなどの身分証明書です。
以上が死後必要な手続きとなります。
これを葬儀後1日も休むことなく、ずっとやっているところです。
本当に疲れます。
さて、トータルでいくらかかったかまとめてみます。
葬儀代:130万円
お寺代:40万円+お礼その他3万円
入院費:7.8万円(高額医療費免除による額。本来の負担額は2割負担で66万円)
相続お任せパック:10万円
黒位牌:3万円
戒名彫り代:6万円
すべて合わせて、199.8万円、200万円かかりました。
ちなみにもらったお金は、5家族から2万円ずつの香典、占めて10万円です。
収支はー190万円です。
人が死ぬとこんなにお金がかかるんですね。そして本当に疲れます。
もう嫌になります。
それではまた。