こんにちは、まるぞーです。
昨日オーディオショップへ行って、CDプレーヤーの代金を払ってきました。
少しまけてもらいましたが、673000円の支払いです。
先日作ったばかりのPayPayカードで一括で支払いました。
楽天カードは審査が通らず、限度額が50万円のままですが、PayPayカードは、限度額が100万円なので、余裕で払えました。
それでも久しぶりの大きな買い物で、しかも久しぶりのカード決済(ネットではよく使いますが、店舗では久しぶり)でしたので、緊張しました。
無事支払いも終わり、当初は入荷に時間がかかり、10~11月の入荷予定と言われていましたが、たった今1人キャンセルが出たそうで、その分を私に回してもらえるので、すぐに納品可能だと言われました。
これでついに、アキュフェーズのSACDプレーヤー、DP570が私のものになります。
しかしCDプレーヤーに70万円だなんて、しかも新品で買うとは、無職の分際でちょっと分不相応です。
それでも今回どうしても欲しいと思った訳は、先日のオーディオ大商談会と称する試聴会で、素晴らしい音を聴いてしまったからです。
そしてやはりネットワークオーディオの音は素晴らしく、もうCDプレーヤーでのCD再生ではどうにも太刀打ちできないと分かったので、今回重い腰を上げて、今までさんざん嫌っていたネットワークオーディオの世界に、私も足を踏み入れる決意をしたのです。
そして店頭でも何度か試聴しましたが、やはりCD再生より、ネットワークオーディオの方がいい音はするものの、試聴会で聴いた時ほどの素晴らしい音で鳴ってくれることはあまりなく、私の自前のCDを持っていき、それをリッピングして、CD再生と、ネットワークの音を聞き比べてみましたが、ネットワークの方がいい音だと感じるものもあれば、逆にCDの方がいい音だと感じるものもあり、ディスクによってまちまちでしたが、要するに両者の間にそこまで大きな違いはありませんでした。
そして私の現在使っている自宅のシステムで普段聴いている音と、大差ないのではないかというものもありました。
やはり試聴会で聴いたような、感動的な素晴らしい音というものには、なかなかお目にかかれません。
やっぱりそうかと思いましたね。
試聴会は各メーカーのその道のプロが、あらゆる手段を駆使して、素晴らしい音を出すに決まっています。
だって試聴会で聴く音が悪い音だったら、誰もその機材を買いたいとは思いませんからね。
現に私だって、試聴会で聴いた素晴らしい音のせいで、それにつられて、今回CDプレーヤーの購入を決めてしまったのですから。
オーディオの音って、本当に難しくて、たとえすごくいい音で鳴っていて、その機材をそっくりそのまま購入して、家で鳴らしたら同じ音が出るかと言ったら、たいていは出ないんですよね。
音というものには、いろいろな要素が複雑に絡み合っていて、電源の環境から、セッティングのちょっとした違い、そして最終的にはスピーカーが出す音がすべてではなく、それが部屋の壁や床や天井に当たって跳ね返ってくる反射音が複雑に絡み合った音を聴くわけです。
つまり最終的には部屋の音を聴くことになりますから、音響を計算したコンサートホールと、狭い我が家の4畳半では、当然出る音も違ってくるわけです。
それでも私のオーディオ経験から言うと、やはり試聴会では、プロが見えないところで何か特別なテクニックを使っているに違いないと思います。
あまりにも音がいいのでいつも驚かされるのですが、やっぱりいい音を聴くとその装置が欲しくなるわけですが(それで商売が成り立つのでしょうが)、絶対にそれを買ってもその音と同じ音は得られないと断言してもいいです。
私が今使っている、ジェフロウランドのモデル2というアンプも、昔オーディオショップで鳴っているのを聴いて、それこそその美音に鳥肌が立つほどの感動を覚えましたが、何十年か経って、ついに中古で手に入れて聴いてみましたが、あれっ、こんなはずじゃあという結果でした。
決して悪くはないのですが、私の記憶に残っている、あの鳥肌が立つほどの美しい音とはかけ離れていました。
あれは幻だったのでしょうか。確かに私はこの耳で実際に素晴らしい音を聴いたはずですが、それはそのパワーアンプ単体での音ではなく、CDプレーヤーから、プリアンプ、そしてスピーカーとすべての要素が合わさって出た音です。
そして再生していたCDも私が持っているCDではありませんので、いったいあの美音の正体はどこにあるのかと言われると、正直わかりません。
もちろんパワーアンプも一役かっているには違いありませんが、全体の合わさった音なので、もっと言えば、電源環境も含めたショップの室内空間も合わさってはじめて出た音なのです。
やはり私の部屋ではその再現はできませんでした。
今回のCDプレーヤーも、店頭で試聴を重ねれば重ねるほど、だんだんと私の期待を裏切るような、いわゆるそれほど良くない音で鳴るようになりました。
やはり音源の違いは大きく、デモ用の音源は、素晴らしい高音質の録音で、それはすごくいい音で聞こえます。
ところが私の愛聴盤ではそうはいかず、これなら自宅のシステムで聴いている音と違わないか、もしかしたら自宅の方がいい音だぞと思う時もありました。
もう購入すると言って、代金まで払ってしまいましたので、今更キャンセルもできません(するつもりもありません)が、おそらく我が家に搬入されて、つないで音を出してみたら、きっとがっかりする結果になるのではないかと思い始めました。
今もオーディオで音楽を聴きながらこれを書いていますが、私の愛するオーディオは結構いい音なんです。
別に壊れて聴けなくなったわけでもない、ただもっといい音にしたいという、ただそれだけの理由で、新しいCDプレーヤーを購入する必要が果たしてあったのでしょうか。
もし今よりいい音がしなかったら、全く必要のないもの、今のままでよかったということになってしまいます。
でももし聴いてダメだったとしても、当然返品はできませんし、もしいらないとなったら、メルカリかヤフオクで売るしかありませんが、新品で買ってすぐとはいえ、当然買った値段では売れませんから、そんな馬鹿げた話はありません。
少なくとも今よりは少しはいい音で鳴ってくれないと困ります。
そして問題はネットワークオーディオです。
実は私が今使っていないパソコンをオーディーショップに預け、私が自分でできないと言ったので、Windows10のノートパソコンを初期化してもらい、それにネットワークオーディオに必要なソフトを入れてもらい、昨日はショップ自作のテキストをもらいそれを見ながら、CDのリッピングから、ネットワークオーディオで実際に音を出すところまでのレクチャーを受けました。
これがあるから今回は、ネットで安い中古などを買わないで、あえて新品をこのショップで購入したのです。
前にも書いたように、このショップにも何人かのかなり年配のおじさんの店員がいますが、その人たちは一切ノータッチで、1人だけ詳しい人がいて、その人がすべてやり方を教えてくれます。
もしその人がいなくて、一から自分で調べてやれと言われたら、もうお手上げです。
私には永遠にネットワークオーディオなんてできません。
昨日もテキストを見ながら、実際に私のパソコンを使って、11時から13時過ぎまで、2時間以上かけて教えてくれました。
本当にありがたいですし、申し訳ないとも思うのですが、そこは70万円払った身です。
70万円のCDプレーヤー代には、レクチャー費用も含まれているのだと考えます。
あとは自宅で自分でそのテキストを見ながらやっていくのですが、わからないことがあったら、いつでも電話してその人に聞いたら、電話で教えてくれるそうです。
このサービスだから、70万円は確かに高いですが、ここで買うしかありませんでした。
そして昨日2時間悪戦苦闘した最後に、私の手持ちのCDをリッピングしたデジタルオーディオのネットワーク再生で音を聴きましたが、それがあまりいいい音ではなくて、正直自宅の今のシステムと変わらないか、むしろ劣る音でした。
それで私はがっかりして、CDプレーヤーでも再生してもらったら、それほど大きくは変わりませんが、CDプレーヤーの方がまだいい音に聞こえました。
ですからあまり期待はできません。
しかしもう乗り掛かった舟です。後戻りはできません。
いい音だろうとそうでなかろうと、私は新たなネットワークオーディオという世界に足を踏み入れてしまいました。
それにしてもやっぱりオーディオはお金のかかる趣味です。
これでまだいい音がしないからと言って、どんどん機材も買い替えてみたり、高級ケーブルを使ってみたりとかしだしたら、本当にお金が飛ぶように消えていきます。
たとえいい音がしなかったとしても、そこはもう諦めて、これ以上沼にはまらないように気をつけようと思います。
それとも第3者から見たら、私はもう十分沼にはまっていますか。
とにかく無職、無収入の分際です。自分をわきまえたお金の使い方をしなければなりません。
それではまた。