こんにちは、まるぞーです。
本日の投資:8資産バランスに1万円の売り注文。 追加投資額累計:71万円
さて、昨日の続きです。
私が利益の全く出ていない日本株にこだわって、30%も投資している理由は、何も山崎元さんだけを頑なに信じて、盲目的に従っているからではありません。
もう一つ根拠があります。
そもそも私が、インデックス投資なるものに出会ったきっかけは、たまたま図書館で手にした本、田村正之さん著「月光!マネー学」でした。
過去記事でも書いているように、この本には重大な事実が書かれています。
「大きく上げたり下げたりを繰り返すと、資産は増えにくい」ということです。
この事実を忘れてはいけません。つまり、
この上下のブレ、振れ幅のことを、リスクといいます。
つまりリスクが大きいと、資産は増えにくいということです。
これは重要な事実です。
これを踏まえて考えると、やはり分散投資が大切だということになります。
この本が薦めているインデックス投資の基本は、日本株:外国株:日本債券:外国債券=1:1:1:1に分散投資し、それを10年以上の長期で保有するというものでした。
長期、分散という2つのキーワードを満たすことによって、資産はほぼ間違いなく安定的に増え、年率平均6%ものリターンが得られるというものでした。
この本が書かれたのはかなり前ですが、その時のデータをもってしても、やはり先進国株のリターンが高く、日本株は20年持ってもあまり上がっていません。
そして今に至る過去17年間のリターンがこちらです。
それでも先進国株のみに投資するのではなく、日本株も含め、異なる値動きをする資産クラスに分散して投資することが、何よりも大切だと言っています。
とにかく基本は4資産均等なのです。
ただしその上で、山崎元さんが指摘するように、現在の低金利下では国内外の債券に投資しても、リターンはほとんど期待できないという現状の元、債券への投資はやめて、株式100%の投資でよい、その比率が日本株:外国株=4:6~5:5の範囲で持てばよいというものでした。
ちなみに債券に投資しないとは言っても、財産のすべてをリスク資産に投資するわけではありません。
リスク資産はこれだけ損しても良いと思える範囲内で、あとは安全資産である円、それも日本国債を買っていますから、国内債券に投資しているのと同じことです。
これが基本になるので、私はどうしても日本株の割合を10%にして、70%~80%ものリスク資産を先進国株式に投資するという考えにはなれません。
先進国株式は、50%がアメリカ株ですので、もしアメリカ経済がとんでもないことになったら、大きく落ち込むはずです。
ただし本当にそんなことになったら、今や世界経済は繋がっているので、アメリカだけが落ち込むということはあり得ないでしょう。
ましてや日本株など、アメリカの動向で大きく左右されますから。
それでも新興国株と日本株が違う値動きをする以上、また日本に暮らし、日本円で生活する以上、為替リスクも考えると、ある程度の資産は日本円建てで持っているというのは意味のある事のように思います。
無リスク資産はすべて円建てだからいいという意見もあるでしょうが、インフレリスクも考えると、やはりある程度のリスク資産のほとんどをドル建てで持つというのもリスクではないかと思います。
とにかく私の投資の基本には、この「月光!マネー学」があります。
ですからあくまでも国内外の株式に分散して投資していこうと思います。
それではまた。