こんにちは、まるぞーです。
ショッキングなニュースが飛び込んできました。
私はまず市川猿之助さんとそのご両親が意識朦朧と意識不明の状態で自宅で見つかったという第一報を、テレビで知りました。
その後まもなくして意識不明だったお母様が亡くなったとニュースで流れ、そして今ネットニュースで、お父様も亡くなられたことを知りました。
私は何かの事故だろうと思っていましたが、市川猿之助さんが自殺を図ったのではないかというこの記事を見て、さらには週刊誌で報道された記事が関係しているのではないかということを知り、大きなショックを覚えました。
18日発売の週刊誌「女性セブン」が『歌舞伎激震の性被害!市川猿之助濃厚セクハラ』と題した記事を掲載、ネット上では《この記事が引き金になったのか》《何か関係があるのか》などと様々な憶測が飛び交っているが、真相は不明だ。
もしこれが本当だとすると、何とも言えない複雑な気持ちになりますが、自殺までしなくてもいいだろうにと思ってしまいます。
ましてや何の関係もないのに巻き添えになって死んでしまったご両親が、本当に気の毒でいたたまれません。
しかしこの記事にあるように、最近ジャニーズ事務所の性加害問題にもあるように、今まで隠されていたことが、最近明るみに出てくるようになりました。
ただ、そんな中で、チラホラ見受けられる投稿が《今こそJKTの闇を暴く時。膿を出せ》といった声だ。
「JKTとは、ジャニーズ事務所(J)、歌舞伎界(K)、宝塚歌劇団(T)を差す隠語。先日、ジャニーズ事務所の元所属タレントの男性が、ジャニー喜多川前社長(2019年死去)から性被害を受けたとして告発した問題を巡り、公式サイトで藤島ジュリー景子社長が謝罪していましたが、この3つの業界は芸能界でも、特に閉鎖的な環境にあったといっていい。ジャニーズは言うに及ばず、宝塚でも過去、集団いじめが度々、指摘されているほか、最近では演出家のハラスメント報道もありました。しかし、いずれも共通しているのは、絶対的な力関係を背景に問題が表面化せず、当事者や関係者がなかなか証言しないこと。そうした状況が長年、慣習として続いていたわけです。もういい加減、そんな時代じゃないでしょうと」(芸能ライター)
演者はもちろん、それを応援するファンも含め、皆が心から楽しめる芸能界になってほしい。
先日、ニュースゼロでジャニーズの問題が話されたときに、元嵐の桜井キャスターが消えて、彼がその件について一切発言しなかったことに対し、ネットでは、「逃げた」「卑怯だ」などの声が上がっていましたが、なかなか言えないものだと思います。
私には彼をはじめ、名の売れたジャニーズ事務所の芸能人たちが、この件に対して口を閉ざす気持ちがよくわかります。
ジェリー社長が「知らなかった」と謝罪会見で言っていましたが、そんな訳はありません。
私がまだ大学生のころからそんな噂はありましたし、私も当時は友達から聞いて、まさかと思っていましたが、本当のことでした。
きっと芸能界の人なら誰でも知っている常識だったのではないでしょうか。
ではなぜそれが今までずっと、明るみに出ず、周知のこととして誰も被害を訴えず、問題視さえされなかったのでしょうか。
そこにまさに昭和時代から続いてきた権力関係、そして隠ぺい体質があると思います。
ここではJKTとして、ジャニーズ、歌舞伎、宝塚が上がっていますが、相撲界もそうです。
八百長問題はずっと昔から言われていましたが、いまだに誰も罰せられないどころか、そんなことがあったと認めるものもいません。
もしかしたら今でも続いているのではないでしょうか。
そういったことは芸能界、スポーツ界に限らず、どこの世界にもあると私は思います。
実は私の勤めていた会社にも、似たようなことがありました。
本当は不正なのに、みんなが知っていながら誰も言えない、なぜかと言うと、言ったら攻撃の火の粉が自分に浴びせられるからです。
結局みんな自分がかわいいのです。自分さえ良ければいい、だから報復が怖くて、自分から言えないのです。
言わないで黙っていると、自分も加害者の仲間入りを果たしてしまいます。
今ジャニーズ出身の大御所たちがこの件について何も語らないのも、これと同じではないでしょうか。
私も会社員時代はずいぶん悩みました。
でもやはり言えませんでした。間違ったことを間違っていると言えず、告発することも出来ず、渋々それに従ってしまっていました。
罪の意識もありました。そしてそれと同時に、それに従ってしまう自分がものすごく嫌で自己嫌悪に陥りました。
それでも私は告発して戦うということができずに、逃げるという形を取りました。
すぐに会社を辞めるのはさすがに嫌だったので、精神を病んで、まずは休職という形で逃げました。
でも結局逃げきれず、最後には首になり、組織から抹殺されたわけですが、悔しいという気持ちと同時に、もうこの腐った組織の命令に従わなくてもいいんだという解放感もありました。
いずれにせよ、こういった不正を許さず、勇気をもって告発しろとか、言うのは簡単ですが、実際にそれを行うのには覚悟がいりますし、誰にでもできることではないと思います。
私は弱い人間ですので、自分をダメな人間だと思って攻めましたが、私だけでなく、世の中には怖くて言えない人間、見て見ぬふりをする人が結構いっぱいいるのではないかと思います。
だからこそジャニーズの問題でも、ずっと明るみに出ず、それがまかり通ってっしまっていたわけですから。
時代が変わり、世の中が少しずつ不正を許さない社会へ、そして隠ぺいを許さない体質へ変わっていくのはとてもいいことだと思います。
ただ個人に任していたのでは、やはり私のような弱い人間が多いので、権力を持った組織と戦うには限界があります。
やはり社会が変わっていくべきだと思います。
ジャニーズの問題も、ちゃんとと事実を明るみに出してほしいですが、本当なら、加害者が亡くなる前に、今のように告発されて欲しかったと思い、それが残念でなりません。
市川猿之助さんに関しては、私は何も知らないので、ただこれからのニュースに注目するだけですが、とにかくそんなことで人の命が奪われてしまうのは本当に本末転倒で、非常に残念なことです。
こんなことが起きる前に、本当にクリーンで、表裏の無い社会、組織になってもらいたいと思います。
追記:これが現実かと思うと悲しくなります。
ジャニー喜多川氏「性加害報道」に…ベテラン芸能レポーターが語る「後悔と責任」(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
それではまた。