50代、完全リタイアで投資生活

50代無職、独身男のリタイア生活。 資産4000万円で投資はインデックス運用です。旧ブログはこちらです。リンクから飛べます。https://maruzokun.hatenablog.com/

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セクハラ、パワハラ、時代が変わればこうも変わるものか

こんにちは、まるぞーです。

 

最近テレビを見ていると、やたらとセクハラ、パワハラのニュースを見かけます。

 

先日もどこだかの町長が、女性職員のおしりを触ったり、頭をポンポンしたなどのセクハラを99件もしていたとかで、ついに追い込まれて辞職に至りました。

 

松本人志さんの問題は、もうセクハラとかのレベルでなく、完全な性加害ですから、事実なら犯罪でしょう。

 

裁判が始まりましたがどうなるのでしょうか。いずれにせよ松本さんの芸人生命も致命的であることは間違いないでしょう。

 

松本さんの例は置いておいて、町長のセクハラ問題に移りますが、とにかくこの町長は普段からセクハラ、パワハラのオンパレードで、まさに自業自得だそうですが、おしりを触るのは完全にアウトでしょうが、頭をポンポンって、それってセクハラなんでしょうか。

 

よくやったと部下を誉めるときに、頭をポンポンと軽くたたくとか撫でるとか、昔からよくやられていたことです。

 

これが男性から女性だとセクハラになるのでしょうか。いや、今や男性女性は関係ないそうですから、性別にかかわらず、上司が部下の頭をポンポンしたらセクハラになるのでしょうか。

 

恋人同士でも今はあまりやらないのでしょうか。

 

もちろん恋人同士なら合意の上ですから、何も問題はありませんが、要するに軽くでも相手の体に触れるには、頭だろうが肩だろうが、触る前に合意が必要なのでしょうか。

 

なんだか面倒くさい世の中になったものです。

 

確かに今はパワハラ、セクハラがうるさくなり、上司が嫌な飲み会に強引に誘うのもパワハラとみなされ、訴えれば上司が負けるとか言われていますが、果たして実態はどうなんでしょうか。

 

私はもうとっくにサラリーマンを辞めてしまったので、今の現実がわかりませんが、私の時代、と言ってももう10年以上前のことですが、上司や先輩から飲み会に誘われると、絶対に断れず、断ってもダメだと言われ、有無を言わさず連れていかれました。

 

今だったら完全にパワハラですが、今はそんなことはないのでしょうか。

 

だとしたら私はもっと遅くに生まれて、今サラリーマンをやりたかったです。

 

私もいやいやながら飲み会に参加して、散々上司から叱責を受けたり、説教されたり、酒の肴にからかわれて、それこそ言葉のセクハラも受けましたし、散々嫌な思いをしてきました。

 

今はそれがないのだとしたら、それだけでも随分働きやすい環境だと思います。

 

しかし一方で、私自身も今思うとセクハラまがいというか、今だったら完全にアウトなセクハラをいっぱいしてきました。

 

私は普段引っ込み思案でなかなか女性社員とコミュニケーションが取れず、仕事の話、つまり業務にかかわること以外では、雑談もなかなかできない人間でした。

 

ところが飲み会で酒が入ると気が大きくなり、女性社員に結構絡んだり、いわゆるスキンシップもたくさんとっていました。

 

女性からは嫌がられていましたが、私は嫌と言っても本気にしておらず、酒の席を盛り上げているのだと自分では思い、酒の席ならそれくらいは許されると思っていました。

 

さすがに胸やお尻は触りませんが、それこそ後輩の頭をなでたりとか、酔った勢いで抱きついたりとかしていました。

 

言葉によるセクハラもたくさんあります。

 

「スタイルいいよね」「きれいな肌してるね」「口唇がエロイね」「彼氏いるの?」「胸何カップ?」「寝る時何着て寝るの?」これはほんの一例ですが、今だったら一発退場です。

 

当時は飲み会の会話なんてそんなもんだと思っていましたし、周りの男性も皆していました。

 

ただし人によって同じことを言っても、モテる人だと女性から喜ばれるのに、どうして私が言うと同じことを言っても嫌がられるのだろう、そんなの不公平だと思っていました。

 

要は相手が嫌がっているかどうかなんでしょうが、私の場合は女性に全くもてない男でしたので、普段堅物で真面目なくせして、酒の席だけ下ネタを連発するので、女性陣からは陰で相当悪口を言われていたようです。

 

しかし空気の読めない私は、そんなことはつゆ知らず、女性も本気で怒ってはいないので、嫌がってもいないだろうと思い、下ネタを言っては自分一人で盛り上がっていました。

 

周りの男性社員の同僚たちは、結構私の下ネタに喜んでくれて、私はそれで場が盛り上がっているからいいのだと思っていました。

 

しかし今それをやったら完全にアウトです。もし今まだ私がサラリーマンをやっていたら、部下の女子社員に訴えられて、それで首になっていたかもしれません。

 

そう考えると、今の時代に働いていなくてよかったのかもしれません。

 

時代が変わり常識が変わったといっても、人間一度身についた習慣とか、価値観を変えることは難しいです。

 

特に私のような50代のおじさんには、今までの常識を変えろと言っても、なかなか変えることができない人が多いのではないでしょうか。

 

政治家を見ても、失言が絶えません。森元総理や麻生さん、みんな年配のおじさんばかりです。

 

私も社会に出たらきっと失言を言ってしまうに違いありません。

 

では絶対に失言を言わずに済む方法は何かといったら、それは社会と関係を持たず、女性と一切かかわらないことです。

 

そうです、今の私です。

 

今の私は母親以外の女性としゃべることはめったにありませんから、もうセクハラの仕様もありません。

 

なんだか寂しいですが、これで良かったのかもしれません。

 

しかし生きにくい世の中です。でも今までセクハラやパワハラを受けて、じっと耐えてきた人にとっては、いい世の中になったといえるのかもしれません。

 

ただ問題はこれはセクハラ、これもパワハラとなんでもどんどんハラスメントにして、何も言えない堅苦しい世の中にしていくのではなく、要は相手にとって不快かどうかを見極める力、つまり人の気持ちがわかったり、空気が読める能力を身に着けることが大事なのではないでしょうか。

 

だって普通の女子社員にしたらセクハラどころか犯罪になる行為と同じことをしても、相手が自分に好意のある女性だったら、嫌がられるどころか喜ばれることだってあるんですからね。

 

恋人にしたら喜ばれることでも、親しいとしても同僚や部下の女子社員にしたら犯罪になることもある、それをちゃんと見極める能力が必要です。

 

それができないお馬鹿さんは、訴えられて首になるか逮捕されるしかないということです。

 

やれやれ、やっぱり私は早めにリタイアしておいてよかったようです。

 

それではまた。