50代、完全リタイアで投資生活

50代無職、独身男のリタイア生活。 資産4000万円で投資はインデックス運用です。旧ブログはこちらです。リンクから飛べます。https://maruzokun.hatenablog.com/

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飲み会の思い出

こんにちは、まるぞーです。

 

今日もネタがないので、いきなりですが飲み会について書いてみようと思います。

 

今では仕事上もプライベートでも、すっかり人間関係というものがないので、飲み会に行くことも全くありませんが、私も会社員時代はよく飲み会に行きました。

 

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私は本来酒好きで、大学生の時に覚えた飲み会と言うものは、もともと大好きで、大学時代はコンパと称して、飲み会を大いに楽しんでいました。

 

就職してからも、最初の職場では、ストレスを発散するためによく仕事帰りに仲のいい同僚と飲んでいました。

 

それはむしろ楽しい飲み会で、だからこそ頻繁に行き、今思えば相当お金を使ってしまいました。

 

まさに浪費です。給料のほとんどが飲み代で消え、貯金など全くできませんでした。

 

今思えば本当にもったいないことをしましたが、その時はそれがすごく楽しかったので、後悔はしていません。

 

さて話は飛んで、今度はうつ病になり、退職に追い込まれた最後の正社員であった時の飲み会の話です。

 

こちらも最初のうちは良かったのですが、だんだんと嫌な上司を含んだ宴会好きのメンバーから誘いがかかるようになり、その飲み会は楽しいどころか苦痛だったので、本当は行きたくなかったのですが、私の性格上断り切れず、私が酒好きだということはもうばれてしまっていましたので、酒が飲めないという嘘は通じず、半強制的に連れて行かれ、無理やり酒を大量に飲まされ、ベロべロに酔っ払い、会費だけはちゃっかり払わされるという、まさに不毛な飲み会を続けていました。

 

それでもいつも辛いだけではなく、酔っぱらうとそれなりに楽しかったりもしたので、私が嫌がっても、誘う方は本当に嫌がっているとは思わず、私が好き好んで飲み会に参加していると思っていたことでしょう。

 

それでも本当に行きたくなく、必死で断ろうとした時も、高圧的な態度に出られて、それを押し切れない私は渋々参加するのでした。

 

また行きたくないと思っている私に、幹事をやれと言ってきて、断るどころか店の予約や案内のチラシの作成までやったこともあります。

 

その飲み会メンバーの中では私が最年少で、私の同世代の人はみんなうまく断っていたので、だんだん誘われないようになり、私だけが気付いたらレギュラーメンバーになっていて、その呑み助の会で、頻繁に飲むようになっていました。

 

みんな酒豪ぞろいでしたので、飲む量も半端なく、酒をどんどん進められるので、自分のペースで飲むことはできず、いつも苦しい思いをして、当然会計はかなりの高額になりますが、私が若いからと言っておごってももらえず、いつも高い金額を払っていました。

 

たいていは1次会で終わることはなく、2次会あるいは3次会まで付き合わされました。

 

会費は1次会で5000円くらい、2次会、3次会が、2~3000円ずつですから、1回の飲み会で1万円以上使っていました。

 

本当にもったいなかったです。それでいい思いをするどころか、先輩にいじられ、いじりと言っても実際のところはいじめですが、私を酒の肴にしてみんなストレス発散していました。

 

今ではどうだか知りませんが、セクハラ、パワハラなんてやり放題でした。

 

当時でもすでに、セクハラ、パワハラアルハラなんて言葉もありましたが、みんな自分がしていることがハラスメントだなんて気づかずに(中には知ってて知らないふりをしていた確信犯もいたかもしれませんが)、とにかく私はハラスメントを受け続けました。

 

例を挙げると、いつまでも独身の私に対して、「誰かいい人はおらんのか」や、「あそこはちゃんと役に立つのか」とか、「ほんとはおかまと違うんか」などです。

 

今これ言ったら完全にセクハラでアウトですよね。それとも今でもそう言うこと平気で言っている人もいるんでしょうか。

 

私もよっぽど訴えてやろうかと思ったこともありましたが、そんなことできるはずもなく、「それセクハラですよ」と言い返すこともできず、ただただ「やめてください」と言うだけで、愛想笑いしていましたから、やめてくれるはずもなく、酒が進むとますますエスカレートしていったのでした。

 

また酒の席の会話はいつも仕事の話ばかりで、私の直属の上司などは、飲み会を「裏の会議」と言い、本当に大事なことはすべて飲み会の席で決まると豪語していました。

 

実際年度末など、次年度の人事に係る大事な打診を、飲み会の席でされることもしばしばでした。

 

私はそう言うのは大嫌いでしたが、そういう文化でしたので、その環境の中で生きていくには、それに従うしかありませんでした。

 

一人、いつも「仕事の話をしたら罰金1000円」と言う人がいて、スタート時は仕事の話をしないで始まるのですが、すぐ仕事の話になり、最後の方は罰金1000円と言っていたその人も、自ら仕事の話を振ってきて、気がついたら仕事の延長、会議状態になっているのでした。

 

そういうのに断固として反対して、そういう席に一切出てこない若い同僚がうらやましかったです。

 

パワハラに関しては、飲み会の席で上司から説教をされたこともあります。

 

そういう時はおごってくれて、自分が金を出したことを恩に着せ、私に嫌な仕事を押し付けたり、理不尽な命令をするのでした。

 

私は心の中では、そういう話は会社で酒を飲まないで言ってくれと思いましたが、元来小心者の上司も、酒の力を借りないと私に対しても高圧的な態度に出たり、無理やり仕事を押し付けたり、これはこうしろあれはそうするなと言った命令を下すことができなかったのです。

 

一度誰にも頼めなくて困った仕事を私に押し付けてきて、私がしぶったら、声を荒げて「これは業務命令だ」と言われたことがあります。

 

その時は一瞬、さすがの私もカチンときて、何か言い返そうかと思いましたが、グッとこらえて我慢しました。と言うより何も言えませんでした。

 

その時初めて真剣に仕事を辞めたいと思いました。

 

いまだったらどうなんでしょうかね。

 

訴えた方がいいんでしょうか。

 

当時も社内にハラスメント対応委員会のような組織があり、ハラスメントを受けたらここに申し出るようにと言われていましたが、その委員会のメンバーが、飲み会で私にハラスメントをしている張本人でしたから、とても訴える気にはなれませんでした。

 

もし訴えても、おそらくもみ消されていたことでしょう。そればかりか、仕返しとしてさらに嫌がらせをされていたかもしれません。

 

とにかく私の会社員生活の後半は、飲み会と言うものがただただ苦痛で、お金だけ取られ、おまけに飲みすぎ食べ過ぎで身体を壊すという最悪のものになっていました。

 

若くしてセミリタイアした、人気ブロガーAさんのように、飲み会を断ることができたら、どんなに良かったことでしょう。

 

でも性格上、私にはそれができませんでした。

 

どれくらいお金を使ったでしょうか。計算したことがないのでわかりませんが、仮に月平均2回としても、1回1万円で単純計算すると、1年で24万円、それを20年続けたら、480万円です。

 

大きな金額ですね。それを貯金していたらと思うと、大変に悔まれます。

 

そして損失はお金だけではありません。

 

私の貴重なプライベートの時間も取られてしまいました。

 

19時から始めて24時まで飲むと、1回で5時間です。20年間では、5X480=2400時間です。これを仕事と換算すると、時給1000円としても、240万円に当たります。

 

当時の私の仕事は時給換算にすると2000円以上はありましたから、480万円くらい分の私の時間が、裏の会議で消費されてしまったわけです。

 

ただ働きもいいところです。今考えると本当にアホらしくなってきます。

 

会費として払ったお金が480万円、時間としてささげた分をお金に換算すると、こちらも480万円、あわせて960万円です。

 

なんと飲み会で1千万円近くのお金を損してしまっているのです。

 

セミリタイアブログを読んでいると、今でも行きたくない飲み会に参加して、お金と時間を浪費している人がたくさんいるようです。

 

私はセミリタイアして、この問題は完全に解決してしまいましたが、今まさに苦労している人たちは、いったいどうしたらいいのでしょうか。

 

今私がその環境にいたらどうするでしょうか。

 

やっぱり断り切れずに同じことを繰り返していたでしょう。

 

そうするとこれは仕事を辞める以外に解決方法はないのでしょうか。

 

いや、やはり断固として断るべきだと私は思います。

 

ただ飲み会は仕事の潤滑油ともよく言われます。

 

飲み会によって人間関係が円滑になることもないとは言えません。

 

私も全部が全部、飲み会を否定するものではありません。

 

たまには行きたいと思うこともありますし、実際楽しい飲み会もありました。

 

ただ、行きたい時だけ行って、行きたくないときは断るというのが、さらに難しいのです。

 

初めからすべて断っていれば、だんだん誘われなくなります。でも何度か参加していると、今日はやめとくと言っても、なかなか許してくれません。しつこく誘ってきます。

 

こういう時世渡り上手な人って得ですよね。

 

私にはそんな器用なことはできませんから、結局行くか行かないかで、1度行ったら最後、気がついたらもう断るという選択肢がなくなっていました。

 

そして今は職場の飲み会なんてないし(どのみち今はコロナで飲みには行けませんが)、私はすっかり飲み会と言うものには縁がなくなってしまいました。

 

それはそれでちょっと寂しいものです。

 

先日1人で居酒屋に行って飲んできましたが、誰とも話さず、ただカウンターで飲んで食べて、あっという間に終わったただの食事でした。

 

ワイワイガヤガヤ、楽しそうに宴会しているサラリーマンが、すごく羨ましく感じました。

 

もし1人で飲むとしたら、行きつけの常連になるか、ホステスのいる店に行くか、とにかく誰か会話する相手を見つけないとダメですね。

 

やはりお酒と言うものは会話しながら飲むものだと実感しています。

 

今はコロナでそれができませんから、私はいいですが、今のサラリーマンはどうしているんでしょうか。

 

私の元いた会社では今は飲み会はしていないのでしょうか。

 

もし私がまだ働いていて、このコロナ禍でも飲み会に誘われたら、どうしていたでしょうか。

 

コロナを理由に断れたでしょうか。

 

いずれにせよ、私はもう飲み会の苦痛からは解放されましたが、楽しい飲み会も経験してきただけに、飲み会の機会が全くない今の生活はちょっと寂しいです。

 

この先誰かと飲みに行くということはあるのでしょうか。

 

それとも一人居酒屋でしょうか。

 

まさかキャバクラに通うお金はありませんし、そんなことしたら生活が破綻します。

 

やっぱ家飲みで我慢しときますか。

 

それではまた。